TRICERATOPS@名古屋ボトムライン

10日前に買って200番も
行ってないようなチケットで行ったライブ。

でも、奇跡っていつどこで起きるのかわからない。

MJが急逝してなければあるいは

ここまでの凄みはなかったかも知れないと思うし。


いきなり新曲、たぶんこれがツアータイトルの"3000WATT"かな。

続けて「Beat it」をカバーしたんじゃねえか、ってリフのMilk。
これB面なのにみんなの食いつき、ほんとにすごい!

GOING TO THE MOONと遜色なく盛り上がるって・・・!

FUTURE FOLDERは2番に当たるところであのキュンッ!って
高音をギターで出してるのがやっぱりすげえいい。

ギターソロのダックウォークが
今だとマイケルJフォックスを思い出しちゃう。



「ここでちょっとロマンチックな感じに。でも、体揺らしてね!」

if。

今のアレンジなので、随所に小技が利いてて素敵。


FUNKY TALKとかLip Creamも

たぶん初めて聴くのでうれしかったんだけど、

何よりもアコースティックで夜のストレンジャー!!!

LICKS&ROCKSが大好きな俺としてはたまんなかった。
ちゃんとアルバムタイトルもコールしてくれたしね!

"かつて宙に舞ったスーパースター"

"僕の好きなスターの名が君の口から出てくる"

たぶん、それはMJのこと。


「みんなさ、音楽は何で聴いてる?」

ipodー。

「そう、最近は多い、ipod。」

「DLして、こう、耳元で鳴らしてさ。」

「そういうのもさ、たまにはいいと思うんだ。たまにはね。」

「でもさ、音楽はやっぱりスピーカーで聴いてほしいんだよ、俺は。」

「そういう気持ちでいたときに、タワレコから"

 No music,No life"をテーマに曲を作ってって言われてさ。」

「この気持ちを曲にすりゃいいじゃん!って」

「フミヤさんとコラボしてるんだけど、今日は俺らだけでやります。」


爆音Time。

http://www.myspace.com/triceratops1997

上で聴けます。

ああ、ロックンロール好きなんだねえ、って。

和田唱がはけて、ドラムのヨシフミとベースの林だけでセッション。
2人だけであれだけ分厚い音が出せるってのが

文字通りのTRICERATOPSの底力だよなあ。


無茶苦茶そこだけでも踊ったよ。

そのままMILK&SUGAR。


リズム隊の実力を見せ付けた上で

ギターの良さをまた刻み付ける。

R&Rのお手本みたいなプレイを平気で披露するよな。


そして終盤、"ロケットに乗って"で観客全員跳ねさせておいて、

おなじみのドラミングとギターフレーズ。

ああ、この前フリはライブ動画でもあるアレだなー。

確かに聴きたいけどなー・・・


と、思いながらもしっかりとコール&レスポンスには応えていたけど。


そしたら


「1time!」

あれ


「2time!」


これは

「3time!」


えー!!!Raspberryじゃなくてあっちだ!!!







「4time!! "ROCK MUSIC!!"」




久々にROCK MUSICだー!!!!!!!!!!!!

自分の動きが大きすぎるのがわかる。

体が自然に踊ってしまう。

"ROCK MUSIC"という名のロックミュージックに踊らされる。

みんなで叫ぶ

"ROCK MUSIC 欲しいのはそれだけ"

そして、ライブでのROCK MUSICにつきものなカバーメドレー。

DANCE TO THE MUSIC!

Shake you hip!

みんなライブ音源の聴きすぎで

どこでベースとドラムソロかわかってやがるwwwww


続いて鳴り響いたのはまさかの

BLACK & WHITE/Michael Jackson!!!

そう、ここからMJカバーメドレーに!


しかもこの客の盛り上がり方は"THIS IS IT"予習済みですか皆様!?

もうねえ、あのギターリフを和田唱

弾いてる姿を見られるなんて感無量としか。


そしてROCK WITH YOU合唱。


最後は"ROCK MUSIC"のリフに戻って

みんなで


Talkin' about ROCK MUSIC!

本編終了。


ギターリフが響き渡れば変身さ。

アンコールで出てきて

「名古屋のみんなに歌います」

僕らの一歩。

曲自体は好きと言うほどじゃないけど、

歌詞は冬の雨の中メチャクチャ寒くて

歩いてて歩くのが早いと駄目出しされた時を思い出すなあ。

そしてGIRLS。

「男、みんなで!」

G!I!R!L!

つっても明らかに人数が足りてないだろうwwwww

「みんな今日は本当にありがとう!」

彼女のシニヨンで終了!


「近い将来、みんなに会えることを願ってます。ありがとう。」


誰も帰りませーん。

アンコールの声もやみませーん。


そしてダブルアンコール。

ヨシフミの煽りで12/1生まれの和田唱にハッピーバースデーを歌う。


ワダショ、虚空を指差して

「俺はこれからもがんばり続けるよ!」


「まあ、楽しい時間にも終わりってのはあるからさ」

「だってさ、このまま朝までやれないでしょ?」

「いや、なんだってね、

 最初は"まあ素敵!"って思ってもだんだんダレてくんだって!」

34歳らしい発言がいきなり出てきたwwww

「このぐらいで終わるのがちょうどいいの。」

「その代わりさ、次の曲で踊りまくって!」

「俺らも全力で行くから!!」


ラスト、FEVER!!


照明を見ると予定通りのアンコールではなかったみたい。

ずっと跳ねっぱなしで、今までで一番楽しいFEVERだった。


そしていつか君はきっと幸せ味わうのさ

だけどそれが僕によってものならば素敵だね。



なんつーかね、トライセラは最初は本当に

"音はいいんだけどなー、歌詞が恥ずかしすぎるよなあ"

などと思って聴いていたんだけど、

年齢重ねて経験を積むうちになんかわかってくるよね。


その恥ずかしさが生々しさからの恥ずかしさに変化する。

先の歩幅についてもそうだし、いつも女の子と茶しばいてるときは

"テーブル挟んでカプチーノなんてロックンロールじゃないよな"

って思うし、紅茶にMILK&SUGARを入れないとか、

いつの間にか「ドーパン」とか「フジファブ」とか覚えてるとか、

二人で行った店に一人で行くときまずいとか、

バッタリ再会した時変にしゃんとするとか。

なんかあんじゃん、そういうの。

そういう生々しさと気恥ずかしさが

踊れるロックンロールに乗ってくる感覚って、

なんとも・・・凄い!


COUNTDOWN JAPANでは心置きなくトライセラを捨てて

筋肉少女帯へ走れます。

だってさ、これを超えるのをフェスの短い時間でなんて、

到底無理だよ!

逆にCDJ行くならたぶんマイケルメドレーは

やるんじゃないかな。お勧めです。

あのフェスで知名度だけでフラリと来た人を

踊らせる、歌わせるのはまた圧巻。


かつてジョン・レノンは言ったらしい。

「ロックンロールに別の名前をつけるとすれば、

 それはチャック・ベリーだ」

とか。

それに倣って、俺の辞書でTRICERATOPSと引けば

こう載ってる。












"KING OF ROCK'N'ROLL DINASOR"