読書と私。

俺が一番活字を読んでいたのは小学3年生の時だったと思われる。
江戸川乱歩にはまり、少年向けのシリーズをすべて読破した。
緑衣の怪人は蜘蛛男とトリックが同種なのですぐわかってしまったのが
印象深い。
合間を縫って宗田理みたいな王道に目を通したり、
海底二万マイルに(*´д`*)ハァハァしてみたりもしたと思う。
中学生の時は吉岡平に夢中だったし、
高校の時は図書館に行くととりあえずエルキュールポワロだった。

そこから見てみると、実に俺の今の活字に触れる機会の少なさに一抹の寂しさを覚える。
で。
何故そんな俺に暗夜行路なのか。
あるいはたけくらべなのか。
俺としては最近良かった本はあるか、と聞いて
にごりえは名著だったね」と答える友人はあまりいらん。

ていうか、活字を文学作品でしか読まない人間、
音楽をクラシックしか聞かない人間というのは
誤解を恐れずに言えばアニソンしか聞かない人間、
ヲタ系のコミックしか読まない人間と等しいものがあると思う。
要するに見識が狭い。
活字の世界も音楽の世界も人間が一生ですべてを感じることは到底出来ないぐらいに
広がっているのに自らその世界を狭める愚かな行為だと思う。
何故すぐにクラシックを人の部屋や車で流そうとするのか。
何故薦める本が文学しかないのか。


俺も電撃しか薦めないしアニソンしか聞かせない(まごうことなきヲタク)ぞ、この野郎、っと。

↑(今はピロウズかなー。)
イリヤの空3巻、読み始めたら一気に読了。
句読点のない文章なんて文学では邪道もいいところだが、
それが新しい文章の表現として活かされているのが
凄い(・∀・)イイ!!。