そして、開演

思ったよりスタンディングゾーンにあたる座席後方は広かったです。
大阪城ホールみたいに「完全に通路に立たせてるやん」ではなくて。


開演まで他に知り合いは現れず、なんか「田中」と呼び捨てにする度に
ジロッとお客さんに見られて実は少しビビっていたのだけれどもw


ちなみに白シャツ着ていたのはリスペクトからです。


客電が落ちて、斎藤宏介が登場。


「あんまり言うとゴマすりみたいになる」


と、ささやかに、しかりハッキリとGRAPEVINEへの
リスペクトを表したうえで、「開会宣言代わりに、世界で一番好きなバンドの歌を」


と来れば、いきなりGRAPEVINEのカバー?と思うじゃないですか。


しかり、始まったのは「シュガーソングとビターステップ」。


『世界で一番好きなバンド、UNISON SQUARE GARDEN


そういうメッセージにまず掴まれた。


それから代わって田中和将登場。


「こちらの会場、初めてきましたが江戸感が凄いですね。」


「江戸の歌ばかりやろうと思いましたがレキシみたいなんでやめときます」


「そもそも江戸の歌なんてそんなに持ってたのかという話ですけれど(笑)」

田中節と言うか、「今日は夜は雨らしいですよ。傘は持ってきましたか?」


「なんや、あるんか・・・持ってなかったら『ざまあみろ』って言うとこやのに」


みたいな。これで演奏がアレならただの嫌なオジサンなわけで、
逆に言うと自分の歌への自信の現れ?などと最近は思うようにもなりました。
フェスの度に「盛り上がっていこうぜ!!!・・・とは言いませんが」というフェイントは
キッズが釣られて可哀想だからやめてあげてほしい。


・また始まるために
・Glare
・それでも
・Sing
・小宇宙
・少年


なんか新譜だけ予習してきた人には可哀想なセトリですね?


「また始まるために」大好きなので最初が一番テンションが上がった。


ただの弾き語りばかりではなくて、二人体制のチャットモンチーで印象深い
その場でギターを録って重ねていくようなプレイも観られました。
一つ一つのフレーズがいちいち美しいっていう・・・


「珍しく椅子ありなんで、寝ててもいいですよ」


なんて結構お客さん笑ってたけど、
俺もSingツアーの「自分と向きあう時間にしてください。寝るもよし」
って言われた時間、意識飛んだことあるからね・・・


兎にも角にも、田中パートはここまで。
いつものギターを横にするお辞儀が見られましたが、
一応よそ行きなのか「どうもありがとう」だけで
「どうもサンキュー」と「ありがっとさーん」は出ませんでしたw