モテキであの日の未来が"フラッシュバック"

10/8は予定なしってだいぶ前から決まってたし決めてたので
ここぞとばかりにモテキ観に行って来ましたよー。
みんなバンバンと観にいくからね、

「一緒にいく人探していたら公開終わってましたー」
なんて前売り券買ってるのにありえないっしょ。

結論から言ってリピート余裕ですので
お誘いいただければ多分ついていきますよ。

さて、ネタバレを含む感想は最後にしますので、
とりあえずそうでない程度の感想を。

んー、俺のここ5年間の人生が集約されてたよね。


一応俺も形だけは契約社員から正社員になったし、
修羅場もあったしゲリラ豪雨で何故か女子と抱き合っちゃったり
泊めてもらったりということもありましたし。

DJ]イベントに野外フェス、汚い部屋に
好きなアイドルや女優、フジファブリック
行きつけのニュースサイト、Twitter

酔ってありえないぐらいダサい体育座りして、
気持ちを切り替える時はいつだって
イヤホンをしてスイッチを入れていた。

サブカルの話で初めて女の子と気が合った時の驚き。

知人が仕事で書いた文章の向こう側に見える顔。


だからほんとに気持ち悪いタイプの感情移入だよね。

普通なら正義の味方だろうが裏社会に生きる男だろうが
想像力という緩衝材が間に入るわけじゃないですか。

ほとんどダイレクト接続だからねこれ。
映画観ながらあんなに破顔したのってどんだけぶりよ?
隣がいなくてほんと良かったわー。

長澤まさみの髪型がまたね、ショートヘアの中でも
その前髪の感じとか凄く・・・満島ひかりに続いて・・・。

あの日の未来がフラッシュバックってそういうことか!!


実際の思い出は勿論ないはずの思い出も全て走馬灯が
全力でドライブして、カテゴライズされるのが嫌で
生きていたくせに「俺だけじゃなかったんだ」って
安心感に行き着いて。モテキというのはそういう作品です。


そう、「キミは生きていていいんだよ」って

言われた気がしたんだよね。

山中さわおの声が試聴機から

「キミは生きているんだよ」

流れた時を思い出したよ。

これを漫画で読んだ時から自分の中で変化したことは、

所謂チートレベルのイケメン以外は
努力してんだよ、それなりに各自それぞれのやり方で。


そういうのを非モテだオタクだはバカにして、
そのくせ結果だけ見てひがんだってしゃーないんだよ。

「こんな可愛い子と偶然会うかよ!」って結果だけに突っ込んで、
経緯も下地も無視してふてくされたって意味が無いんだよ。


例えば偶然街で再会するとかさ、よく思い出してみろと。

あったはずだ。出勤中の交差点で、遠く離れた街の地下鉄の中で。


そん時に動揺して、あるいはカッコ付けて、

前に踏み出せなかったのはいつだって自分だ。


でも生きてるしね。


あとまるきち必見のシーンが3回はありました。