秒速5センチメートルを観た(ネタバレ)

「君の名は」を観に行くかどうかは未定ですけど。




別に「作品にテーマがなければならない」ことはないんですけど、
何も残らない話だったなとしか。



勿論根底に僕がハッピーエンド好きということはあるにしても、
秒速5センチメートル」という単語にも深い意義を感じず、
主人公がいかにも「主人公」的な想いをずっと持ち続ける一途さと
それでも流される汚さと、というところは割とリアリティあったりするんですけど。

でもなんだろう、一番肝心なところを端折るという斬新な構成のおかげで
「なんやかんやありましてダメでした」にしかなっておらず、
高い感受性で小難しい言葉を使う割にはやることが適当すぎるという土台も相まって
最終的に「なんだったんだろうこれ」という感じでした。


「人と人はそんな小説みたいに行かないよ」という変に現実が突きつけられた感覚・・・


音楽の使い方、構図、作画は凄く良かったですね。
結局自分との相性の問題とは思いますが、
新海誠作品を自分が食わず嫌いしていたのは直感に間違いがなかったと思います。