今年の秋の足音はわかりやすい

今週のお題「書くこと」
昔から読書感想文とか得意だったんで、書くことは多分好きだったと思います、
国語の成績だけはずっと良かったしね。いわゆる勉強しなくても点が取れる。


多分小学校三年の時の「かがやき」という毎日書かされていた日記で皆の前で読まれて喜んでたり、
小学六年の時にこれまた皆の前で「またカッコイイ文を書いてくれてます」とか紹介されたりといった記憶もあるし。


前置きはここまでにして、高校生の時、「これからITの夜明けぜよ」って時代だったんですよ、
IT革命なんて言葉もあったし。僕もその頃パソコンの自作やフリーウェアのカスタマイズなんかに
ドップリと浸かってて、そうすると、ホームページ、この言葉が誤用ならばWebサイトを作ろうとするじゃない。

でも、今以上に当時の比重ってテキストだったように思うわけです、絵も描けない僕なんかは特に。

侍魂斬鉄剣といった黒バックに白フォント、センタリングにテキストサイズ弄り。
やっぱりね、憧れたよね、その面白さに。結局その後テキストサイト界隈は
文中リンクだのネガティブアクセス剛掌破だの2chヲチ板だの、ドロドロの戦国時代へ突入するわけですが。


そんな時に現れたのがはてなダイアリーでした。
テキストをHTMLにしてあげるなんて面倒な僕がCGIだのレンタル日記だのを
点々としていた時期に、これだけ見栄え良くてフォントいじりもしやすくて・・・


みたいな。はてなは一般的なブログとは異なるって良く言われるけど、
僕にとってスタンダードがこれだから、未だに「ブログ」ってものに対する感覚が弱くて。
色々イベントの告知なんかではてな以外にも手を出したりもしたんだけど、
なんかもう野暮ったいつーかスマートさに欠ける感じがしたんだよね。


はてなは携帯からも書けるし、四六時中書いてた。「よくあんな書くことあるな」って言われたりして。


何故書くか?って理由の一つは当然誰もが「読まれたい」からだろうけど、
もっと言えば多分「共感を得たい、仲間が欲しい」だったのかも知れない。


はてな界隈でピロウズが好きな人を片っ端から掴まえて友だちになったし、
文中リンクでコミュニケーション、楽しかった。


それからmixiが現れて結構な数そっちへ移動した、僕もそう。
正直mixiの日記ははてなに及ばない、特に当時はそうだったのに
スムーズに移行できたのはきっとはてなの皆さんも同じように移動したから。

そんときにはハッキリ「誰に読まれたいか」自分の中で明白だったんだろうね。

ただ逆にTwitter全盛期の今ですと長文のライブレポとか珍しいらしくて。
その日のライブレポでボリュームがちゃんとあるのが自分だけなんてパターンも少なくなくて、
SEOと言うのが適切なのかはてなは幸い検索上位に来やすいので、
そういうの目当てで来てくれる人がいるってたまにアクセスログからうかがい知れて嬉しいですね。


皆との繋がり言い換えれば慣れ合い、という部分はmixiやある程度Twitterへ移行しただけに、
今僕がはてなに書きなぐるのは今再び、純粋に誰かに読まれたいから、に回帰したのかも。


これを読んでくれているあなたがいるから書けてます。


空の境界」で人それぞれに起源、行動の根幹となる動作があるって話が出てきたけど、
俺絶対「書くこと」だと思うんだよね。話すことも大好きだけれど、文章ならではのあれやこれってあるから。



ちなみに今でもTwitterのフォロワーには言われちゃうんだよね。

「よくそんなに書くことがあるね」


って。