今週のお題「父との思い出」

僕の父は仕事の都合上週末しか家にいないし、
まあ家事もほぼやりませんし、
世間的な父親の仕事というものをどの程度できているか、
という話になると饒舌にはなれません。
(そして俺もそんな偉そうに批判できません)


ただ、それでも人生の随所で背中を見せてくれる人でして。



僕が小学校三年生の時、まー絵に描いたように
勉強は出来て運動が駄目な子でしたが、
出来なかったんですよ、逆上がり。


ついでに言えば二重跳びも跳び箱も駄目でしたが!



そんな時、風呂場で何気なく


「お前、逆上がりが出来たら、

 ほしがってるゲームソフト買ってやるよw」


と、挑発的に言うわけですよ。


そんな普段何か買い与えることをしない人だし、
出来ないことを見てからかってるんだな、と当時思いました。




そしてどのぐらい経ったか、出来ちゃったんですよね、逆上がり。
これ、わかる人は多いと思うんだけど、
なんで出来たのか、何故出来なかったのか。


自分でもわかんないですよね、あれはw


そして、多分その話は母親を通して父に伝わったのかなあ。


いきなり俺の手を引いて車を出して、ゲーム屋直行したんです。


もうねえ、一気になんつうかな、父親のファンになったつうか。


今でも母親は揶揄するけど、
近所のお兄ちゃんな感じなんだよな、父は。



教わった事は二つ。


・プレゼントをするときは鮮やかに、大胆に


・約束は忘れず秘めておき、確実に履行すべし



週5で家にいなくてもこのぐらい息子の心に刻めるなら、
父親という仕事も案外楽しいのかも知れないな、なんて!