二年以上のブランクを経て、ぐらいのサンボマスターワンマン@京都磔磔へ。
一泊する予定を縮めた代わりに行き帰りを新幹線。
京都着いてすぐに三室戸寺で紫陽花をたくさん見て、
それから磔磔直行。ちょうどいい段取りだったかな、
他の会場で売り切れの話を聞いたタオルも買えたし。
と、随分と簡素にまとめたわけですが、
何しろ、サンボマスターに全部使った、
あるいは砕かれた、持って行かれた?
「お前らのはんなり、見せてくれよ!」
何を言えば適切なのかわからないのですが・・・
後から知ったけど横浜キューミリや
名古屋でスピッツやキノコホテルなど、
ライブの多い日だったみたいです、26日。
1000人以上の応募があった
キャパ300少々のこの磔磔ライブ。
多分サンボマスターのワンマンは毎回山口隆が
「宇宙一」とか「銀河一」みたいなこと言うんだけど。
でも、それも大げさじゃないぐらいすごかったとしか。
フェスでしかサンボを見たことがない、見ない人は多いと思うし、
苦手だという人もそりゃいるだろう。まあそれは仕方がない。
しかし、決して嫌いじゃなくて、代表曲ぐらいわかるという人は
一度ワンマンで見て欲しい。フェスじゃどうしたって
「愛と平和!」とか「ロックンロール!」って叫べない。
あの空間でだけ本当になる言葉があるから。
「ロックは英語圏発祥のものである」
それは揺るぎない事実ではあるけれど、
グループ・サウンズを例に出すまでもなく、
日本は日本でガラパゴスな歴史があるわけです。
ある種日本語ロックの金字塔と言える
サンボですが、実際今日のMCも「闇を払う光のロック」
出来ないじゃねえ、出来るんだよ、やるんだよ!の
「できっこないをやらなくちゃ」。
福島応援ソングのI love you & I need youふくしま。
様々なメッセージは歌に乗って流れてきたんです。
だけど。
サンボマスターもスリーピース、かつ長キャリアってことで
上手いバンドなんです、俺が言うのもおこがましいけど。
山口隆の歌声って綺麗な上に枯れないしね。
でも、ライブ見ればわかるけど歌詞パートも語り入るし、
サビの前って大体「いいですかみなさん、行きますよ!」だからw
なんだろ、CDの音を再現しようなんてあんまり多分考えてない。
しかしそういうことではなく。
「俺は政治家や金持ちが信用できねえ、
でもね、キミたちから希望の匂いがするんだ」
こういう発言だって特に今、目新しくはない。
ただ、気付いたら空きっ腹にビール流しこんで2時間以上
跳ねて踊って時間が過ぎて行っていたんだ。
「燃え尽きた感じなのでレポは書けません」
とでもしようと思ったんだけど、
"燃え尽きた"とか"使い果たした"とか
俺のボキャブラリーでは適切なものが出てこなかったんだ!
かと言ってLOVE & PEACEとか ROCK AND ROLL!!と
叫びたいというわけでもない。
ロックンロールは俺たちを悩みから開放はしない。
悩んだまま踊らせる。好きな言葉だし真理だと思う。
でも、このライブはそれとも違った。
明日への希望の道なのか、未来を照らす光のロックなのか。
多分いた人それぞれに正解があるんだろうな。