フライヤーとか劇場予告のともすればバトルロワイアル?
みたいな味付けにちょっと騙されてたわーw
「誰が犯人か?」とかフライヤーでは伏せていたけど、
そんなの何の本質でもないっていうね。
まあ、目当てにしていったような話は序盤で片付いて、
「あれ」って思うんだけど、
「およよ・・・」
って翻弄されているうちにジュブナイルモードに突入して
「何がしたいんだ!?」って思っているうちに
「うお!どう落とすつもりだこれ」って考えているうちに
ラストへ。
別に思春期が抱えている問題とか、満たされぬ愛とか、
テーマとしてはいくつも抜き出せないこともないけれど、
この映画では話の完成度を高めるためのファクターに過ぎないと思う。
それを彩る松たか子の名演技。
西井幸人も将来藤原竜也みたいになりそうだし、
橋本愛はかわいい。思春期少女特有の可愛さが匂い立つって感じ。
逆説的に「こういう未成熟を保護するためにやはり少年法は必要なのでは」とすら思えてきた。
10代の頃はしたり顔で「なんで人を殺してはいけないんですか?」って言うような人間が嫌いだった。
ま、今もだけど・・・自分にとっては「そんなことは直感でわかることなのに」って想いが強くて。
んーでも、「直感でそう思える」事自体が幸せな人生送ってきた証左なんだろうな、と今は思えるからね。
ネタバレオッケーならその辺を細かく金柑さんが突っ込んでますので、
是非ご覧になってくれればと思います。俺はもうその辺任せましたw
(その代わり映画を観てからにしてね!)
http://d.hatena.ne.jp/kineukineu/20100611/1276267871