桜の季節も過ぎた頃、フジファブリックからのお知らせです。

レーベル移籍の話を知った時から、
まあいずれにしてもシングル集なりベストなりは
元レーベルへの礼儀的な意味でも出すだろうなと思ってて。

そこに未発表音源入りの何かを付けるところまでは予想の範囲。

でも、完全新作で1枚つくるというのは
(願望はあったんだけど)ちょっと予想の斜め上だな！

「朝まで聴くんだ」AC/DCだってヴォーカル交代してるわけだから、
今までのフジファブリックが「志村ボーカル時代」となることに
俺は抵抗はない・・・と言うより、現実がこうなった以上、
それが自分の中でのベターだと思ってます。

いえ、まだゲストボーカル入れるとも
インストゥルメンタルでやるともダイちゃんがメインで歌うとも
発表されてないわけですが、リリースとツアーの後に
活動休止扱いで終わることも絶対ありえないとは言えないし。

なにより、作曲・作詞の殆どを手がけてきた志村正彦がいない
「フジファブリック」というものを認められない人が
出てくることは予想できるし、理解もできるのでなんとも・・・

がしかし、『記念写真』や『星降る夜になったら』を聴く限り、
ダイちゃんや総くんも「フジファブリック」なんだよなあ、
と思わずにはいられないのであります。

でも、三ヶ月以上が経って、いい加減慣れた、
落ち着いたと思っていたのに、「志村が残した」
というフレーズを目にするたびに、涙腺が緩み、
このアルバムを出したら少なくとも
「志村正彦の新曲」は生まれなくなるんだなあ、
と思うとやるせない。

「このアルバムを出したら僕らはサヨナラ」に
ならないことを祈ってます。

「エイプリル」に新しい景色を見せてくれるというのは
フジファブらしい粋な計らいだと思うことにしましょう。

フジフジ富士Qで会おうぜ！！