人の一生が報われる、なんて誰が決めたのか?

Fate/ZERO読了。


終わってみれば本当に不思議な話だった。
どう考えても清涼感に包まれるような話じゃない。


数え切れない犠牲と浪費の果てに、遺恨と禍根と後悔を死ぬほど残した。


全ては未処理のまま終わり、読者ならば知っている、10年後のアレへと至る。


そう、我々は知っている。
冬木の街が、どうなるのか。
次の聖杯戦争を。


だから多分、安心してこの悲劇を、結末を受け入れられる。


当時はイラついて仕方がなかった衛宮士郎の薄甘い理想論すら
輝いて見えるのは10年前に駆けていった、
戦う者たちの息吹を感じたからかもしれない。


「報われること」だけが人の人生の意味ではない。


夢をかなえることが全てではない。
人は儚く、故に「託す」こともできる。


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一番好きなのはライダーです!


偉大な男の笑顔に、また泣かされてしまった。


うん。
もっと、いい男にならないとね。







ウェイバー萌え!
下手な女キャラより断然、ね!