いやー、椎名林檎を理由もなく敬遠していた*1ので
同様に冷めた目で見ていた東京事変ですが、
実際聴いても「現実を哂う」は良いけど・・・レベルだったわけで。
だがしかし、こないだ自分でCDに入れたことすら忘れて
ウォークマン*2で流し聴きしてたら
「なんじゃこの凄いイントロは!!」と衝撃を受け、そのままはまり込んでいました。
まず、手数つーか音の数が多いのですがギリギリ調和するレベルでとどまっている、
それゆえの圧倒的な演奏力、そこに椎名林檎のヴォーカル。
バンドサウンドってのはBGMがヴォーカルの引き立て役として埋没するようでも
逆でもよろしくないわけで、この調和がいいです。
あえて崩壊させた曲もあったりして懐が深いですが。
メロディーラインの都会的エッセンス、まあこれは昔から歌舞伎町系とか何とか言ってたから
新しいものではないんでしょうけど、これと鋭利なギターサウンドの妙つーか。
歌詞が聴き取れないんだけど聴いていられるって事は
音として質が高いと言っていいのではないだろうか。
二曲含まれているシングル曲も手馴れたものというか、
シングルの役割を理解してカットされたって感じですね。
ソロ時代の曲は「本能」しか知らないので比較などは一切出来ませんけど、
このバンドはお気に入りとして刻みましたよ、俺は。
歌詞については前述の通り聴いただけではわからんし
レンタルなのでとっくに歌詞カードもありませんがまあいつか買うよこれは。
ただ、「素直なラブソングを書いちゃいけないみたいな強迫観念はもうないので
好きなように書いています」ってインタビューで言ってたから
丸くなったかと思ったら「あたしを殺して一人で死ねるの」
素直なラブソングってこれかよ!!
やっぱり俺はソロよりバンドサウンドが好きですね。
学校の坂を上るときに「だ〜いがくのせ〜いとが」とか耳元から聞こえてビビッたw
- アーティスト: 東京事変
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2004/11/25
- メディア: CD
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