たくさんの想い出がある 他には何もいらないぐらい*3

ああ、コレを出すには今が丁度いいのかな。
フィクションと思え。


中学1年の時。教室にいた全員が敵と観客になった時。
俯いて何も言えなかった負け犬。
「もういいから、行こう」叩かれた背中。
その時、制服なんてないかってぐらい手が暖かかった。


高校の時、クラス対抗バスケに出た。
誰もやりたがらないから陸上と兼ねて、嫌々。
でも手を抜けない性格だから、
本当に真剣に走り回った。
使えないバカ二人に限ってやる気が無いと明言する。
それに腹を立てて俺は余計マジになる。


足はイカれて、一人じゃ立てなくなる。
あいつに肩を借りたから俺は歩けた。


推薦受験に落ちた。
追い討ちのように受けた屈辱。


夜通し愚痴った俺に返ってきた返事は、
果たしてどこまで考えて言ったのかわからない
「まあ、がんばれ」


別のヤツから受験の当日に届いた「ふぁいと、だよ」*1
・・・アホかと。そう思いながら笑ってた。



何が言いたいのかっつーと、
どいつもこいつも自分の言動行動むしろ自分それ自体が
俺にどれだけの力を加えているかも知らずにだ。


俯いちまってあろうことかストレスでアチコチ痛んで苦しんでいるって事が、
なんとも言えず忌々しい。もらった物を返せずに
そいつらと別れてしまったことが嘆かわしい。



「とりあえずやってみろ」だの「男なら」だのテイクイットイージーだのと
んな月並みなことだけ言って満足したくない、だけど
結局その程度を吐くのが限界。



俺が同じ言葉を言われたら「わかってるってウルサイナ」しか言えないくせに。
それも含めてなんだか不愉快だ。



一つ思い出したら堰を切ったダムみたいに全部出てきた。

もう、俺が妬ましくなるぐらいてめーら幸せになってみやがれ。


今はもう本心ですよ、最後の一行。
大体「男ならやってみろ」ってお前、
下手にやってミスしたら彼の人生に関わりますよ。

*1:元ネタはKanonだもんねぇ?