ねごとのファン歴というのは要するにほぼデビューと同じぐらいだから、
もう五年とかになるわけですねえ。
いわゆる「現役女子大生バンド」ではなくなったねごと、
プロミュージシャンとして巣立った後、
MCとかインタビューで見る限り悩みも深かったのかな、と思います。
僕はビジュアル的にも幸子や瑞紀好きですけれども、
ただの顔ファンでは勿論無くて、やっぱり音源出すたびに
「今度はこう来たか・・・でも好き」ってなるバンドは数少ないわけで、
そういう独創性、オルタナティブな音、キュートなボーカルとパフォーマンス、
時折出る不穏なサウンド、スペーシーな空気、全部好きなんですね。
ま、今日も飲酒しなくても開演前にはトイレに相当行きたくてですね・・・
でも、良いライブはトイレ忘れますね、ほんと。
sharpの時にかなり圧縮があったので女性エリア大丈夫かな？
って思ったけど、かなり中盤からは落ち着いてて。
良いライブはバンドだけが作るものではないからね。
瑞紀も言ってたけど、無駄に一体感を求めない、
それぞれが好きな様にノれる、そういう空間が今の僕は大好きです。
基本的にこのバンドはオルタナに属すると思うんだけど
(その割に山中さわおの触手にはかかってない様子)
endlessみたいなそういうオルタナ色全開のギター、
GREAT CITY KIDSのようなゴリゴリのリフ、
Lightdentityで見せた歪んだ、余韻の残るギターソロ、
Time machineのブルージーなフレーズ。
全パート素晴らしいと思うんだけど、ギターという楽器を
音色でも弾き方でもパフォーマンスでも七色に魅せる瑞紀というギタリストに脱帽。
曲全体としてみても透明の魚の新しいようで懐かしいあの感じ。
真夜中のアンセムのメルシールーより一回り大きな不穏さ。
エイリアンエステートは少し髭みたいだね。
幸子はノースリーブワンピが似合う最初のキュートなパフォーマンス、
真夜中のアンセムのエロス漂う表情、
後半戦のパンキッシュなヘッドバンキングと髪の乱れ方。
これもまた何と言うか振れ幅？引き出し？バンドの領域拡大？
なんて言っていいのかわからんが、とにかくねごとは確実にまた凄くなった。
昔の曲も隙あらば面白いアレンジを入れようという貪欲さが光ってた。
MCも肩の力を抜いて、ある程度ファンと信頼関係があるような内輪ネタも混ぜて。
瑞紀→みずきせんせい→しげるさんと
「バンホーテンさん」は笑ったけどｗ
瑞紀先生の「皆が同じ動きをするとかじゃなくて、好きに楽しんで欲しい」
ってユニゾン田淵と同じこと言ってて嬉しかったな。
クライマックス、もう「たしかなうた」以外シングル出し尽くしてたから
どうかな？と思ったら彗星シロップ。久しぶりつっても去年結構やってたよね。
そしてRe:myend、これが良かった、今まで聴いた中でダントツ。
正直自分の中で最後に聴く曲としては弱い印象だったけど、
まあ気迫と言うか・・・
「まだまだ行けるでしょー！！」ってから幸子一回転ｗ エレガント！
ゆうが「良い意味で引きずるライブがしたい。余韻を残したい」と言ってたけど、
んー、完全に囚われましたねこれは・・・
不満があるとすればZOOMの曲がセトリから外れたな・・・
NYDとか迷宮ラブレター好きなのよ。
アルバムの最後は「憧憬」というこれまでのねごとにはない
アグレッシブな曲なんですが。もうこの先が楽しみで楽しみで
仕方がないのです。
最後、バンホーテンさんはお菓子を「もうお腹いっぱい！」って客に配ってたなｗ
JAPAN JAMではSAKANAMONのゲストで幸子です。
でもやっぱり早く次のねごと、見たいな。
