「ダークナイト」はヒーロー映画とは違う何かだったように思う。
それに比べて「バットマン ビギンズ」は
紛れもなくヒーロー映画だと思う。
アメリカンジョークもある、ヒロイズムもある、カタルシスもある。
主役は勿論バットマン。誕生までの経緯は
スパイダーマンを髣髴とさせる部分もある。
(それでも「正義の曖昧さ」という点で骨子はダークナイトに通じる)
ただ、圧倒的にバットマンは地味である。
出動するたびになんだか青痣増えてるし、
異能の者が相手でなくてもかなり苦戦する。
ただ、だからこそ、正義を貫くことがいかに難しいか。
それこそ映画みたいにわかりやすく「悪人ですよー」が
一人出てきてぶちのめせ、っていう単純な話じゃない。
それがわかる。
キリがなくても不毛でも彼は
自分の掲げる「正義」のために戦わなければならない。
人間が信念に基づいて行う行為なんてものは大体そうなのだ。
「Aすれば世界はBになる!!」なんて
革命の論理はろくな結果を生まない。
そして、希望と自分なりの正義を2時間半かけて確立するバットマン。
スパイダーマンは街が支える、街が誇るヒーローだ。
そして、バットマンは「街に巣食う」ダークヒーローとして。
まだダークナイトを観ていない方でかつ、「バットマンビギンズ」も観ていないなら、
こいつを観て映画館に行けばきっと、
色々な想いがめぐるんだろうなーw
大丈夫、ラストシーンを観れば
「うわーダークナイト観てぇ」って思うからさ!!
しかし・・・
レイチェルめっさカワイイんだけどwwww
ダークナイトのレイチェルはどうしちゃったんだろうwww