愛してる


小出

「『愛してる』というシングルが発売になります」


「この『愛してる』というタイトルですが、
 ストレートすぎるにも程がある!」


「何故このタイトルかと言いますと」


石井めぐるちゃんが最近DVDをリリースしまして」


「もう好きすぎて、『愛してる』と言っていいんではないかと」


「だから作った曲・・・というのは嘘です」


「でまあ、俺も結婚するわけですけど」


「ああ、石井めぐるですけど」


「で、付き合いだしてから結婚するまでは凄い優しくするんですよ。」


「いや、付き合ってないけど実際は」


「むしろ知り合ってさえいないけど。」


「ところが、結婚した後は亭主関白で」


石井めぐるって本名じゃないとは思うんですが、
 『めぐる』じゃなくて『おまえ』とか呼ぶの」



「風呂は俺より先に入るな、とか。」


「朝食もご飯で、赤味噌で・・・なんて言うの、赤汁?


「あと、納豆と焼き魚と・・・」


「でも、俺も58とかになるとね、病に侵される訳ですよ。」


「で、病院で(心拍数の)ピッ、ピッっていうね、状態に」


「子どもたちはもう外に出ちゃってるから」


「そして、最後に石井めぐるが『あなたー!』って病室に来る」


(スポットライトが小出くんに)


「俺は言うわけですよ、『愛してる』って」


「・・・そういう曲じゃないんですけどね。」


「じゃあどういう曲かって?今からやるから聴けばいいじゃない!


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小出くんはスーパー妄想狂でした。