ラズベリー踊ろうよ それで全て上手くいく

有限実行の男風雅ですこんにちわ!

本日メンズデーのため、チャリを飛ばして
中川コロナまで昨日に続いて足を運んでまいりました。

バックダンサーズ!」を観るためです。

結論から言えば最高!

正直ダンスミュージックはDDRなんぞに興じていた
中学生頃が俺の中ではピークで、
70年代ディスコサウンドもせいぜいSeptemberぐらいですか、好きな曲は。


なので、正直使われている曲自体は
スウィングガールズスクール・オブ・ロックとは違い、
惹かれるものではありませんでした。


しかし、ダンスミュージックは音楽だけでなく、
プレイするDJ、踊るダンサーが一体になって繰り広げられるものですよね。


当然この手の映画に用意されている
クライマックスのダンスシーンはやはり圧巻で、
それまでのキャラも総登場でそれぞれがいい仕事をしていました。




ライブステージの企画、営業、設営、進行、加えて広報の過程が
一つ一つ丁寧に描かれていたのは好感が持てます。
それぞれのプロが集まって仕事をする光景はとても素晴らしい。

「キミの夢が叶うのは誰かのおかげじゃないぜ」
the pillows/FUNNY BUNNYのフレーズですが、
同時に夢を支える他の人たちがいて初めて輝く夢がある、
ってことも忘れちゃいけないなと思いました。


また、パンフにも記載があったんですけど、
ウォーターボーイズみたいに
「素人が練習を重ねて最後は立派なステージ」ではなく、
今回はプロとして初めから実力はある程度備えているのに
成功できない人たちが輝く場所を探していく、
という感じなのでその辺ちょっと新鮮だったかも。


んであともう一つの目当てであるソニンですが(笑)
事前に丸山からボロクソに聞かされていたので
ちょっと怖かったんですが、良いですね。

確かに台詞がなんか浮いてると思う場面もあるんですが、
役の歳が25歳ということで歳についてからかわれたり
バカにされたりしてる時の笑顔が凄いリアリティなんですよね、
本人はまだその年齢じゃないんですけど。


ああ、ああいう顔で笑うよなおねーさん達は・・・って感じで。


だから、元キャバ嬢って設定に説得力が増すし、
ホントに笑ってる時とか感情を表に出している時のギャップが
上手く描けていると。


演技は台詞だけでするものではないな。


70年代ってのを一つのキーワードにして、
70年代ロックバンドまで出てくるなら
ベッタベタなロックンロールも一曲ラストに
披露してほしかったなと思います。


しかしまあ、劇中で売れている曲たちが
ホントにいかにも今のヒットチャート、ってのは笑った。


だがやはりと言うか主題歌もそういう曲ですねw


つーわけで、よくある青春サクセスストーリーを
ダンスにしただけではなく、
恋愛要素も薄めに要所要所で
楽しませる映画だと思います。