容疑者 室井慎次見てきました。
で、ネタバレにを僅かに含むかなあ・・・
文字反転で。携帯電話の方でネタバレ嫌なら
今すぐページを移動しる。
なんつーか、カタルシスがない映画。
事件解決と室井の行動が直結しない。
遠回しには影響しているにしても、ちょっと。
従来より語るテーマが見えない。
交渉人はエンターテイメント性とパニック映画としての
魅力を出すことで別にテーマが特になくても良かったが、
今回のように人間ドラマを前面に出すなら
ちょっとファクターが散在しすぎてて効果的でない。
例えば法の壁と現場の判断との軋轢に対する一つの答が
劇中で全く示されない。
以前の沖田と室井の対立はあの話の中では
室井が正しい＝事件解決に有益である
という風に回答が提示されていたが、
今回は悩まされただけだ。
だから、主人公の解決で
事件が解決するというわかりやすい爽快感も
そういったテーマの消化による
納得ももたらされていないわけだ。
うーん・・・
いや、踊るにはリアリティはあっても
リアルはないわけですよ。
従来の刑事がスーパーマンで事件解決してしまうような
刑事ドラマとは一線を画していることは確かだが、
だからってちょっと現実的ではないだろう、
っていうエンターテイメントとの
絶妙なバランスが魅力なわけで。
今回はちょっとエンターテイメントに
欠けた感じはあるんですよね。
もちろんスリーアミーゴスとか出るから
皆無じゃないですけども。
そんなところです、長々とスマソ。
