『交渉人 真下正義』を観た

ジャパニメーションのテイストを
上手く邦ドラマに乗せたらこうなったと。
なんつーか元々機動警察パトレイバーがベースだったわけだが、
今回はいつにもましてエヴァっぽい(笑)
新世紀エヴァンゲリオンというのは俺が今更言うまでもなく
色々なテイストがぶち込まれているわけだが、
この作品に投影されているのは

  • 司令所の緊迫感
  • イムリミットを意識させる演出
  • 随所に見られる漢字フォント(笑)
  • クラシック音楽を多用したつくり
  • 静止の効果的な利用
  • 街という限られた空間内で起きていることを意識させるつくり*1

で、あろうか。
あ、ちなみにエヴァを意識している事は音楽の一つがエヴァに酷似していること、
綾波麗(あやなみうるは)というキャラが出てくるところなどから見てガセでもないよ。


それをベースに交渉人モノ、刑事モノ、特殊部隊モノの洋画のエッセンスを
日本人に馴染みやすいように加工してぶち込んだエンターテイメント作品。


さらにシリーズ作品であることを意識した自己作品へのパロディ、
随所でニヤリとするリンク。
にしても、いつの間にお前等カレカノだこんにゃろー。


今回の真下正義はちゃんと交渉できていましたのでそちらも安心。
あちらの交渉術がまんま変わってないのはアイデンテティーだからいいんだいヽ(`ω´)ノ
フリーゲージトレインの解説のところであの方にワラタ。


どうせおかしい所はあるんだろうけど、この映画の対象が物凄く幅広いことを考えれば
この方法論は正解だと思います。


えーと、面倒なこと聞きたくない方は以下の通りです。
普通に面白いよ!

*1:これはパトレイバーにもある