バタフライ・エフェクト観て来ました。
誰だって消したい、やり直したい過去があって、
それの象徴が体のあちこちにある傷として劇中では表わされているのね。
だけど、(「空の境界」読んだことある人だと説明しやすいのだが、)
世界には個人の掟破りの力によって生じた歪みを直す抑止力みたいなのがありまして。
(GS美神でアシュタロスが抗おうとした力にも近い)
記憶だけ持って過去へ飛びました、さあ俺の思う通りの世界だ、とはならんのですよ。
幸せだって等価交換なんです。
何か手に入れたらやはり何か失うんです。
はてさて、結局最終的に何を得て何を失うのか。
最後に提示された天秤に納得するかしないかは観客次第ですぜ。
元々嫌な過去はあれどやり直したいなんて感情は殆どない俺ですけど、
再度確認したね。道は俺の足元にしかないって。
あの時あっちを歩いていたらなんてのは机上の空論から出ることはないんだと。
確かにほんのちょっとの決断で今とは全く違う人生になった可能性はある。
けど、それが思うとおりと行くとは限らないのさ。
香港での蝶の羽ばたきがニューヨークでは嵐になるかもしれない、
それぐらい一人の人間の決断が因果にもたらす影響は大きいと思う。
だけど、「蝶は狙った場所に嵐が起こせるわけじゃない」ってことをお忘れなく。
ついた傷痕は見つめて生きるべき自分の人生の辿った道だ。
ん、蝶・いい映画でした。
一口感想メモ(ネタバレはなるべく防ぐ)
- 小さいけど威勢がいいなー
- ( ゜д゜)そこに立ってどうするの
- ちょｗｗｗｗおまｗｗｗｗｗ誰がそこまでやｗｗｗｗｗ
- お前もイカレ野郎だろそれ！！
- おー、そんなご都合主義の託宣はないね。
id:wan0101さん、レコメンドありがとうございました。
