個人的にSmile以降のピロウズは第四期と呼んでも差し支えないと思うんですけど、
その頃と比べると今はもう何か違う・・・
というご意見はやっぱり持っている方は
結構いらっしゃると思うんですよね。
実際リンクさせていただいている方からもそういう意見を拝聴しまして、
俺なりに考えて出した考えは以下の通りですね。
実際昔からのファン(昔を知っている、とした方が正確か)
はどうしたってリトバスの頃の
神がかったものと比較してしまうと思いますし、
比べたら・・・というのは良くわかります。
多分ちばりさんのご意見は言わないだけで
結構多数のファンが感じていることなんだと思います。
しかし、「Thank you,my twilight」は
昔とは明らかに違うのに名盤だったと思うし、
Smileは不思議な魅力を備えています。
んでまぁペナルティーライフはやっぱ悪くないけど
パッとしないアルバムだと思います。
「この世の果てまで」「日々のうた」「バビロン天使の詩」
「Thank you,my twilight」あたりはMy名曲ですし。
んで今回、WALKIN' ON THE SPIRALは感動しましたね。
これは名曲だと思ってます、
それもリトバスの頃の繊細さを持ったピロウズでは
出来なかった曲だとも。
今が最高だと本人達が思っている
(もちろんそれが正しいとは限りませんよ)
ことがこの曲を作ったのであれば俺はそれでいいです。
もうピロウズは第四期であり、
将来的には「第三期は最高だったけどね」と
思われる時期に入っているのかもしれません。
テナーもエルレも聴くと思いますけど、
多分他にいくら良質の音楽があろうとも、
それはそれとしてthe pillowsなんです、
俺の中では。
非常に信者的な痛々しい発言ですが、
何十回目かのGOOD DREAMSを聴いた時に
ウルウル来てしまった身としても
それを感じずにはいられません。
さらに加えるなら、最近のインタビューで山中さわおは
「過去の自分達のコピーを量産することを強いられる人気バンドはやっぱり
辛いと思う。僕は『ストレンジ カメレオン パート2』を作ろうとかって考えないし、できないから」
一種の過去の自分に対する敗北宣言とすら取れるこの発言は、
常に今の自分達が最高、と自負する彼らしいものでもあるわけですが、
要はそういうことなんですよね。ピロウズが吐き出しているものは
過去の自分達ではなく常に今の自分達だと言うこと。
それがファンが望むものであるかどうかと言うのは彼、あるいは彼らにとって
さして重要な事柄じゃないって事なんですよね。
もちろん見放すのはリスナーの勝手ですけど、
俺は螺旋歩行を聴いて、
まだまだ後ろについて昇って行きたいなって思っちゃったんで。
そういえば、
GOOD DREAMSのイントロってShe is perfectを思い出すし、
Rosy headがSleepy headを想起させるのは狙ってるんじゃないかとも思いますね。
