色褪せないキッドナップミュージック

手と手が知ってる 同じドアをノックしたい
行きますよー!
セットリストはうろ覚えのものを書き連ねようと思いましたが、
上にも書いたようにミカヂリさんとこにシッカリ載ってるし、
冷静なレポは2chへどうぞ。
あくまで主観であり要は自慰行為、
何より自分の気持ちを刻むための儀式として
書いておりますので申し訳ない。


Please,Mr lostmanのイントロが会場に流れて、
多分もう15周年の軌跡のDVDを観た人は
この曲が頭に持ってこられたことになんとなく納得できたと思う。
年をとって忘れられてく 痩せた枯れ木に 星が咲いていた
という実にストレンジカメレオンと同時期らしい

「美しき孤独*1」の曲で、
オープニングナンバーっぽくないみたいだけど、
これが「第三期ピロウズ」のスタートを飾ったと考えればこれほど相応しい曲はない。
捻じ曲がった時代なんて関係ない 僕らは出会った
もちろん書いた時には僕ら、というのはキミと僕、なんだろうけど、
今日この日だけは自分とピロウズの出会い、
なんてことをちょっと考えてしまった。


そして、LITTLE BUSTERSが流れる。シメがこれでさえあれば納得する俺としては、
この時点では「うわー、頭に持ってくるパターンか・・・*2」と、やや残念に。
あとでそんなことは頭の片隅からすら追い出されるが。


そして「えー、朝目が覚めたら・・・15年経ってました!」という言葉とともに幕開け。
アナザーモーニングとハッピービバークはもう、
内容的にこの日やらないわけは無いと思っていた曲だが、
もちろん嬉しいに決まってる。ハッピービバーク
数多い*3人生のスローガンだし。
その後もMidnight downやインスタントミュージックといった人気曲を
惜しげもなく披露し、「Trip dancer」や「確かめに行こう*4」のイントロを聴いて俺は・・・
何の曲かわからなかったんですよ。
多分どっちも軽く三桁ぐらいは聴いているはずなのに。
歌い出しまで頭に浮かぶというのに。自分で笑ってしまった。
「そのぐらい俺は今ハイになっちゃってるのか」と。


今日は長くなります、と聞いて、
凄まじく興奮する反面、体力の心配を本気でした。


「サンダーホエールズピクニック」の「GOD BLESS YOU YEAH!」と
叫ぶライブverは始めてでしたが、
メッチャクチャ燃えましたねー。
そもそもカッコいい曲だというのにですよ。


上記のも含め、今回は会場合唱パターンが多かったですね。
これについては賛否両論あるのは知ってますが、
俺は基本的に歌いたきゃ口パクで、
「こりゃ皆歌ってるだろ」つーときだけ歌ってます。
今回は「yeah, trip dancer」や
「ターミナル・ヘブンズ・ロック」のイントロ部分でのタイトルコール、
何より「ハイブリッドレインボウ」の『Can you feel that hyblid rainbow?』と
「RUNNERS HIGH」の『Just, RUNNERS HIGH!』の
会場との一体感がメチャクチャ心地よかったです。
いやもうマジでマジでマジで。


あのランハイ時のさわおの手拍子の動きとか、
コーラスワークとか全てもう最高。


いや、ランハイだけがどうのじゃなくて、
「ストレンジ カメレオン」のギターソロの
Peeちゃんのギターの哭き声*5
RUSHやFUNNY BUNNYのイントロのシンちゃんのドラム。
メンバー三者三様の15年に対するコメント。
そして最後の最後、RUNNERS HIGHが終わったあとの
『これからだからな!』って台詞。
初めはもしかしてトリプルアンコールの暗示か、
などとトボけた事を想像しましたが、
すぐに「ああ、もう全然今日なんて通過点なのか」と。
「Walkin' on the spiral」という新曲のテーマは、
「俺たちは何度も同じところをぐるぐる回っているようで、
実は少しずつ上昇しているんだ」

ってことのようですけど、それがあの夜に感覚として伝わってきたというか。
山中さわおが『曲作って、CD出して、ライブ演っての繰り返しですけど、
全然飽きてません!*6
と言うならば俺たちは、「CD買って、ライブ行っての繰り返し」なわけですよ。
だけどその繰り返しの中で当然色々な経験をして、歳だって食っていく訳ですよ。
生きてる限り同じことの繰り返しであっても何の変化を生まないなんてあり得ないって。
まだそういう価値観が持てて、
それを曲として出せるのが山中さわおの、
ピロウズの強さであり魅力だと、そう感じました。
会場でも何度か涙腺に来たんですけど、今思い出し泣きしてます。
「好きだ」ってことは「これこれこういう理由にて実は好きなのですが」とか、
そういう内容説明もできなくはないですが、
最終的には「好きなものは好き」なんですね。
僕は彼らが、(彼らとは別の良質な音楽だって全く知らないわけじゃないにも関わらず)
本当に本当に好きなんですね、今更ながら。


俺もその螺旋に巻き込まれていきたいと思います、これからも。
Thank you very much,
I like you "the pillows"!

*1:本人にそのつもりがなくてもそう映る、という感じで

*2:最初か最後に配置されやすい曲なので

*3:影響受けまくりなんですよね、俺は要するに

*4:バスターズ、確かめに行こう

*5:この表記が適当だと感じた

*6:3Qツアーの時覚めかかってた気もするんだが、それはどうでもいい