I love japanese language

皆さんのご記憶にあるかどうかわからないが、
先日「ありえない」という日本語の使い方、ひいては言語の進化(厳密には進退と呼ぶべきであろうか)
について多少拙文を書いたと思うが、何故そのとき失念していたのか。
去年の年末に東京ビッグサイトの開場待ちで読んだ本があったのだった。
清水義範/著:日本語必笑講座 ASIN:4062739003
稀に日記などでも紹介したと思うが、名古屋出身のパスティーシュ(模倣)小説を得意とし、
他方では方言というものを言語学(本格的なものとも毛色が違う)的観点から
考察→作品に取り入れて上手に茶化すというような芸風の持ち主。
やっとかめ探偵団」などは舞台がめっさ近所なので、
舞人さんに親近感を持ちたい方(いねぇよ)は是非。

で、この本では言語の考察といった括りの元、言語の崩壊への嘆きの声や
以前俺が書いたような「言語は生き物である」的論、
さらに庶民的な感覚に基づいた思考実験などなど・・・
(当然俺のものより噛み砕かれており、理論的な裏づけはあるから安心してくれ)
楽しく展開されていて、俺の拙文なんていらねーなこりゃ。
興味がある方はビッグサイトの会場待ちのために読むとイイかもしれない。