訃報の紹介なんてしても仕方がないので

マーティキーナートというコラムニストがいます。
アメリカ出身のスポーツジャーナリストで、
いわゆる「海外から見た日本」でスポーツを斬る、みたいなスタンスです。
彼の言うことは割と玉石混合なんですけど、今回のはちょっと。
http://news.msn.co.jp/456925.armx

松井が2003年の新人王を逃した理由は、人種差別ではないと断言できる。何しろ、ベロアはラテン系の選手だ。

この一文がいかにもアメリカ的。
マーティたんはそれとは別に「アメリカ人と日本人での差別」あるいは
「白人と有色人種の差別」はたまた「長年アメリカでプレイしてきた選手と余所者」
といった種の差別の可能性を全く考慮せずに発言していると思うのですよ。
別に松井がそうだ、と断言しませんよ?
けれども、「アメリカは実力主義なので実力さえあれば絶対に人種差別の類は起こさない」なんて幻想、
俺が今期受けた講義の教授じゃないんですからやめましょうよ。