交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1
観てきた。
序盤の素晴らしさは本編を観た前提なら確かにファン必見かなと。
その後の話ですが、再構築や設定改変をガンガンやりたいならば
説明は説明は丁寧であるべきだし・・・
(「本編を知らなくてもわかる」作品ではないと断言します)
「虹がいっぱい」は話自体が面白いかとか置いといて、
まだ一つの話として意味がわかる作品だったんだなと
これを観ると思えますね。
ホランドとタルホ以外ゲッコー号の皆さん完全なるモブ
→本編ファンは納得できない、新規の人は誰なんだこいつら。
ホランドは序盤以外ただキレてるだけにしか見えない。
ニルヴァーシュが活躍しないどころか、何なのかの説明が殆ど無い
→本編ファンは残念、新規の人は主人公の機体だとかろうじてわかるかな?
→これは本編ファンなら知ってて当然だからまあ良いとして、
新規の人は「何故この少年は彼女に会いたいのか全然わかんねえな」
例え次作で挽回するとしても、この映画観てエウレカに
ヒロインとしての魅力があったでしょうか・・・
レイとチャールズ編で一番グッと来たDAYSが絡む
あのシーンもバッサリないしな・・・
あと、あの時系列を縦横無尽にする演出ですけど、
あんまりセンスっていう感覚的な言葉使いたくないけど
やっぱり「センスがない」としか言えない。
勿論、数日前の心情を思い出して今の気持ちにリンクみたいな
意味がある場面もあるんだけど、大抵が唐突過ぎて戸惑うだけ。
やりすぎ。
本編使いまわしつつ細かな設定を変えて無難にまとめた作品、
逆にエヴァ序みたいに新規キャラ追加してキャラの名前変えて
大胆に再構築した作品もあるけれど、
どれもまず「面白かったな、次も楽しみ」だったと
考えたらやっぱりこれ、「面白くない映画」と言わざるを得ないです。
映画観た後に連れと本編の思い出語ってたのが楽しかったので
そういう思い出話のネタにするには良い映画なのかも知れません。