遅れたけどX-MEN3の感想

ま、例によって転載ですまんが。

ちょwwwwww
サイクロップスwwww


これが一番言いたいことだな。


あのねぇ、2観た人が期待する
『ハリウッド映画らしい続編』て
あると思うんだよね、うん。



例えば2でのミスティックとウルヴァリン
テレポーターとストーム。
ジーンを巡るスコットとローガン。


そういう人間関係はどうなるのか、とか。
今回それでちゃんと描かれたの
アイスマンパイロ
あるいはアイスマンとローグぐらいかなあ。


アイスマンのナイスガイっぷりはちょっと良かった。


あとはもうねえ・・・
冒頭に同じ名を冠した剥製が出てくる
セイバートゥースなんて本当に名前だけですよ!!


普通そういう伏線張ったら出すだろう!


こう、お約束をことごとく外してくれるわけだ。
『あー、これは後でこうなるんじゃねぇ?』とか
思った予想は全て当たらない。


これはベタな展開を避けているというよりも
『期待はずれ』というやつじゃないだろうか。


と言うか、なんで3になってからいきなり
レギュラー陣が大幅に入れ替わっているのか。

具体的に誰がどうとは言わないが、
今までのメイン張ってた連中が
影が薄くなってたりそもそも存在自体なかったり
いきなりドロップアウトしちゃったりですよ。


で、原作ファンはともかく映画だけ2まで観てたら
誰こいつ?的なのが幅を利かせまくり。
役者の都合か何かでしょうか。

それでもアクションシーン自体が悪いわけじゃないのは
救いだと思います、だから観ててつまんないとは感じない。

あとエロスちょっと増加。
必見のミスティック、後述のグレイもなかなか。
だがローグが控えめに。
キティはエロくないけどカワユス。


そしてジーン・グレイ。
予告編なぞ観なくても、2のラストなどからも
キーパーソンになる予感はしていることでしょう。


ウルヴァリンサイクロップスにもメンタル面で
重要な存在であり、能力的にも特筆すべきレベルの彼女。

3からいきなりミュータントの能力に
『クラス』なるものがあることが明らかになるんですが、
それで言うとMAXだそうです。


そんなジーン・グレイですが・・・
正直あれはチートですね。


チート、というのはゲーム用語でして、
RPGなんかだとパラメータをMAXにしたり、
アクションゲームだと無敵にしたり
弾を無限にしたりしてゲームバランスを崩壊させるやつね。


昔エイジ・オブ・エンパイアというゲームがあって、
中世の軍隊同士の合戦を行うゲームなんですが・・・


やはり裏技としてマシンガン乱射できるジープを
登場させて騎馬隊なんかを軽く
皆殺しにするってのがあったんだが、それに近い。


あるいは関が原の戦いに紛れ込んだ
陸上自衛隊でもいいでしょう。


FF7で言うならチョコボックルですよ。


ジーン・グレイがいなければ
良くも悪くも普通に終われた映画ですね。


また、マグニートーがマジでアホになったとしか思えないんだが。
『それは戦略のおつもりですか』と言いたくなる。


ただ、細かな演出やある種のリアリズムなど、
駄作とは呼べない光るところもいろいろあるんだよねえ・・・


ま、色々な意味で合掌。