COUNTDOWN JAPAN19/20 三日目

そして三日目。
この日はちゃんと最初から。
THE BAWDIES、武道館で見るほど好きだったのに、
このフェスで年越した瞬間は最高だったなと思い出せるのに、
今ではフェスでしか見なくなった。

HOT DOGの年末と絡める今年の小芝居、なかなか良い出来だった。
JUST BE COOLも花火曲にいつの間にかなってたね。
You gotta danceが昔は定番だったよね。

そしてBase Ball Bear。確かにTHE CUTを
リハでやっちゃうのはもったいないな。去年は凄くカッコよかったもんな。
ドラマチック、changes、Stairway heaven、
聴いてたときは「うわー!階段世代!!うわー!」
だったので気にならなかったけどすべてアニソンなんですね。なるほど。
階段世代は二番の始まりのギターがキレイに聴こえなかったのが残念。

勿論MCではナンバガが復活している世界線に触れてたね。
田渕ひさ子ギターも少しだけ期待したが、やはり3人でやると決めての今だもんな。

そこから代行した物販の受け渡しと書いて
ストレイテナートークと読む、みたいな時間を楽しく過ごし、
ナンバガを少しだけ見る。で、前から狙ったように歩いてきたまるきちに捕まりそのまま
THE KEBABS。

あー楽しかった!肩肘張らない音楽ってのもやっぱり必要だな!!!

最初の感想は「メチャメチャいかしたやつらだった」だけど


https://rockinon.com/quick/cdj1920/detail/191382

だってこのセトリだもんw

他の方々も言ってましたが、「ジャキジャキハート」が凄く染みた。
どこまでも行ける気がした。ロックンロールを楽しむ上で
とても大切な感覚だ。


歌い出した田淵が「おいここ佐々木のパートだぞ」と
(多分)マイクで言い出したの最高だったな。

あと枕を変えたら眠れないの「お前だけ」が
「新井だけ」になってましたね。

佐々木が「アンコールとかあんまやりたくないんだってさ」みたいなことを
言ってたと思うんだけど、田淵のお言葉だろうか。

まあ結局、最後までいーかーしーたやーつーらだったんだけど!

サカナクションは混んでるステージ特有の
「フェスは女と遊ぶ口実」みたいな変なのがいても避けられない状態で邪魔でした。

新宝島聴けなかったのは素直に残念ですが、
いかしたやつらに会えたのだから良しとしましょう。

COUNTDOWN JAPAN19/20 二日目

さて、CDJ二日目はキューミリからスタート!

 

と行きたかったんですが、Fate/Stay night15周年展とあれば行かぬ訳にも・・・

というわけで六本木に寄ってからのCDJでした。ちなみにここで買ったマグカップ

職場で活躍しております。

 

amazarashi前には会場入りしたものの、大好きな空海のつけ麺食ってた時間のせいか、

クロークに入れる余裕はないみたいな時間帯で、例年にないぐらい

amazarashiが混んでいたので荷物を抱えて音漏れを聴くスタート。

 

「スピードと摩擦」「命にふさわしい」いずれもセトリから外れたと聞きましたが、

少し寂しい反面、それらがなくても勝負できる強さって感じ。

ACIDMANが終わった会場に入って、酒を入れたりしてストレイテナーを待っていた。

 

https://rockinon.com/quick/cdj1920/detail/191334

 

ツアーの縮小版みたいなセトリではあるんだけど、それでも魅せるよねえ・・・

あと、「ライブに客層なんて関係ない、いい演奏をしているかどうかだ」という

主義の人には伝わらない話だと思いますが、やはり長く続けているバンドは

お客さんが安定している、信頼できる。これは大阪のワンマンでも思ったけど。

やっぱり「空間を作る」という意味でお客さんは重要な要素だと思うので。

楽しくライブが見れました。大阪ワンマンで見た金髪みたいな変な新規もたまにいるんだけども。

 

最後はRocksteadyってRCの感想ツイートで知っていたのは残念だったかな、少し。

 

そして同じステージで夜の本気ダンス

Creepy Nutsと仲いいんだな~という鈴鹿のMCが好きです。

「夜ダン唯一の髭なんで、これはもう髭ダンちゃいますか~~??」

みたいなこと言ってたよね?

 

で、「僕らが音楽をやって、お客さんが返してくれて、これはラブソングじゃないですか?

って桃野陽介が昔もっと卑猥にそういうこと言ってたなーと思います。

 

あと、あれとかそれがメンヘラにウケてる的な発言は結構踏み込んだと思います。

 

ちょね「あの、曲作ってるの僕なんで、勝手にラブソングとかやめてもらえます?」

 

https://rockinon.com/quick/cdj1920/detail/191333

Sweet Revolution、好きな曲なのにイントロでわからなかったの悔しいな!

本気ダンス納めさせてもらいました!!1/1も勿論俺はいたよ!!

 

で、マンウィズ。ポートメッセ名古屋のFireツアー以来なのか??

もうね、本人たちのせいじゃないし悪いことでもないんだろうけど、

盛り上がりすぎてるからか人が多いせいか全然何も聴こえない。

バラードのときは聴こえるから音響のせいじゃないと思う。

聴こえないもんはいまいち楽しくない。

 

ここまで来て人気が落ちることもないだろうし、音楽を楽しむことは

難しいバンドになっちゃったかな、って思いますね。

EARTHで年越した時のが快適だったかも。

 

そしてアジカン。もうね、ストレイテナー夜の本気ダンスMAN WITH A MISSIONASIAN KUNG-FU GENERATION。全部ワンマン行くバンドだよw

 

これはCDJクイックレポートではなく私の個人ブログなので関係ないこと書きますが、

NANA-IRO名古屋のエルレ待ちの一部客のアジカンの時の酷さが特筆すべきレベルだったので。

 

「ほらほら、盛り上がってあげなよ(笑)」「あれやらんかなあれ。あれしか知らね~」

みたいなことを演奏中にひたすら喋り続ける、失笑混じりに。

こういうのを見つけるたびに離れて前に行っても尽きなかった。

 

これなら外でダベってたりしてる人のがマシだよ・・・

最前キープとかなら(不愉快ながら)行動としてはわかるが、

中途半端な位置で喋る必要あります?払ったお金もったいないから?

 

 

っていうクソが全然いなかったので楽しかったです。

どんなフェスにもいる変な手拍子ソロプレイの人ぐらいは仕方ない。

 

相変わらずソラニンだけは「はあ」という感じに私はなりますが、

あとは楽しかったです。セトリも

 

https://rockinon.com/quick/cdj1920/detail/191324

 

見てくれよ!!暗号のワルツが多分古参ホイホイなんだと思うけど、

ブラッドサーキュレーターも嬉しいよ!!!

 

まあ、暗号のワルツのときに「ふあー、やばいねー!やばいねええ!」

ってイントロ始まってからも騒ぐのやめてほしいんですけどね。好きなら示せ。

 

リライト劇場、今回は特にゴッチがピースフルで。

昔は好きじゃなかったフェスの景色も好きになれた、

当時の僕は眼鏡が曇っていたのかな?って。

 

アーティストとして辿り着いたなにかを見せてくれた。

そして「またどこかのフェスで会いましょう」から感じる

諦観、到達、日和、境地、許容、なんだろうな上手く言えないな。

少なくとも動員に悩んでいるアーティストは言えないし、

フェスだけで見るっていう層がいることを受け入れている、

諦めている、ソロアルバムより潔の料理本が売れることも諦めている笑

 

若い頃の自分なら言わなかったことを意識的に言っている。

僕も経た年月に目を細めつつ、僅かに寂しくなりつつ、でも丸くなったな、と笑いつつ。

 

そういう29日でした。疲れた!!本当に途中からなのに、

この日が年明け以外なら間違いなく一番疲れた!

 

 

 

 

COUNTDOWN JAPAN19/20 初日

さて、一昨年に仕事で行けないとなり仕方がなく(それらのイベントこそ命という方には失礼ながら)Radio CrazyとUSJで年末を過ごしたのですが(大晦日の日中は仕事した)、

昨年末も潰されたので仕事を辞めてCDJへ。

そして更にCDJ関係なくまた仕事を変わり。幸いなことに

28日は土曜で休みだったので特に有給も使わずCDJ参戦できました、と。

 

前置きはこんなところにしまして、なんとか一ヶ月経過する前に感想をね、

習慣として記しておきたいのでね。

 

いつも初日の朝は開始に間に合ってないので、今回は間に合う新幹線取りまして。

頑張って早起きして千葉入りした!!!んだけど、結局開始から

見たいアーティストいなくて、日高屋で乾杯するところから始まりましたな。

ヤバTを遠目に眺めてた記憶がある。DAIGOのMCも聞こえてた。

で、King Gnu。どうしてもSong2気味のあれが気になる。

個人的に好きではないものは仕方がないね。MCが舞台が大きいからか、

去年に見たいくつかのライブよりも洗練されてた。しかし、あんなに

「お前ら歌えー!」な感じのことしてた記憶もないが。

 

次のリーガルリリーからスロースタートながらエンジンかかってきたな、と。

リッケンバッカーが最初に聴いた(山中さわお経由)ので聴けて良かったし、

裸足で演奏してたのなんかいいね。今後も楽しみ。

 

そこからベビメタと迷ったけど好きな曲の多さを単純に考えてパスピエ

知らない曲も良かったな。また復習しないと。

 

https://rockinon.com/quick/cdj1920/detail/191310

 

髭男ねえ、「今年一番来たアーティストですよね」って言われても

あ、そこまで行った?ぐらいの感じで答えてたんだけど、

間違いないわ。まず、女性客が多いだけじゃなくて、服装がみんな

「そのへんを歩いている女性」なんだよね。

そういう客層を取り込めてるって売れてる証って感じ。

 

髭男見て帰った人も少なくないんじゃない?

個人的にはHello worldで知った「イエスタデイ」聴けてよかったです。

 

そして本日の本命「赤い公園」。「消えない e.p」の曲はどれも良いよなあ。

僕はNOW ON AIR大好きなので、KOIKIが本編で重要なポジションに来てて、

前者がリハになりがちなのは寂しいですね、ワンマン行けよって話ですねわかります。

 

新曲「絶対零度」も良かったので楽しみだなあ。

休憩してからCreepy Nuts

 

なんと言うか本当に戦略的だなと。「ロックフェスのCreepy Nuts」と助演男優賞

歌詞にもあるように、自分たちのその日の立ち位置を踏まえた上で勝ちに来る姿勢。

 

今回は観客からのお題で即興ラップはなかったけど、圧巻でしょ十分でしょ。

ゴッドタン(であってたかな)でよふかしのうた相当気に入ってたので嬉しかった。

 

そしてフジファブリック。あれから10年。

 

http://fuga-maito.hatenablog.com/entry/20091229/1262097124

http://fuga-maito.hatenablog.com/entry/20091229/1262096364

 

この年も仕事のせいでCDJは大晦日だけでメインはRadio Crazy(初回)でした。

 

F収録の曲は普通に名曲だなーと思って聴いていた。

若者のすべて」で「あ!これわかる!」と無理に手拍子を叩く人、には

なんていうかフェスは「いかに自分が盛り上がれたか」で

決まるわけじゃないけどな、と思ってしまった。

 

 

さておき、桜の季節か茜色の夕日聴けないかなと思っていたのでそこは少し残念。

今でも覚えてる、大晦日のDJで「年は変わるけど忘れてはいけない音楽がある」

とのMCから流れたSugar!!と泣き崩れた女の子。

 

それが10年の時を経て、CDJで聴けた。それでいいのだ。それがいいのだ。

 

 

 

the pillows 横浜アリーナ 2019.10.17

気づいたらthe pillows武道館公演から10年、渋谷AXの15周年公演からは15年経っていた。

ファン歴は多分17年ぐらいだろうか。ピロウズの場合別に自慢するほど長くも、

にわか呼ばわりされるほど短くもないって感じか。

 

もうすっかりライブレポを書かなくなりました。

Twitterに慣れると本当に長文を書くスキルが低下するなあと思う日々です。

 

ただ、やはりこればかりは記憶がなるべくあるうちに

書き残したいので、久々に書きます。

 

まず、ピロウズの武道館公演というのはなんだろう、

「生涯ベストのライブ」と表現するには安っぽいと思ってしまうほど、

特別だった。セットリストがどうとかじゃなくて、

一つの奇跡体験と言えばいいのか、現在進行系で伝説*1が出来る様を見ていた気持ちと言うか。

 

東京ドームシティホールの25周年はバンドの再開から間が短かったこと、

もしかしたらその時にはすでに鈴木淳がサポートから離れることが

内定していたかもしれないことなんかもあるかもしれないけど、

なんというか、まあまあのライブだった。

 

ただ、それが嫌とか残念というより、

 

「もう武道館を超える(この表現はやはりナンセンスだが)ライブに出会えることは

 ないかもしれない。でも、自分は十分にピロウズから貰っているのだから、

 あとは彼が、彼らが楽しく幸せに演奏できていればいいんじゃないか」

 

そういう心境だった。ライブに行って好きな曲が聴けたら当然嬉しいのだが、

そうでなくても、セットリストがどうであっても、良いライブが出来ていて

幸せそうな姿が見られたらそれでいいと。もしくは自分の好きなバンドと

対バンするような特別な夜に駆けつけられたらいいと。

 

誤解しないでいただきたいのは、それでライブに行くのが面倒になったとか、

バンドに対する活動のモチベーションが低下しているのかと言うと、

全盛期のような情熱の迸りはないのかもしれないが(笑)、

そうではないということ。Nook in the brainツアーは三度行っているし

(もともと一つのツアーは多くて2回程度、このときは岐阜と名古屋が2回)

アルバムもペナルティーライフからREBROADCASTまで発売日買いしている。

 

なので、30周年のアニバーサリーが海外公演と言われると

困っていたかもしれないが、そうでなければ東京ドーム本体だろうが、

生まれた土地北海道でだろうが、無条件に行くつもりだった。

 

会場の予想は武道館アゲインから幕張メッセ

横浜アリーナさいたまスーパーアリーナなど、

色々と想像していた中の一つだったので驚きもなく、

916の幕張メッセをキャパが少々少ないから蹴ったという点には

少し勿体なさを感じたものの、すんなりと受け入れた。

 

4枚も申し込んだからかスタンディングは当たらずアリーナ指定席という名の

スタンド席になったわけだけれども、大型フェスやバンプアジカンなどの

ワンマンでスタンドから見る景色がそれはそれで素晴らしいことをわかっていたので、

特に残念ではなかった。あと、僕らもうオジサンだから開演待ち座りたいしw

 

一緒に行くメンバーも一人の枠だけは少々難航したが、

最終的に15周年、20周年、25周年の全てでなくても

ご一緒したメンツ、気心がしれたメンツで固まったので、

例え一人だろうが行くんだけれど、何の憂いもなくなった。

 

---

 

5年前もそうだったが、行きの新幹線から

開場までの暇つぶし観光、早めの夕食まで、

ずっと楽しかった。まあ楽しい日に楽しいメンツと楽しいことして

楽しくないわけないんだが。

 

会場入りだけは用を足したりなどしてて僕だけ遅れて入り、

横浜アリーナは初めてではないものの、やはり「ピロウズの」

という枕詞(二重の意味で)がつくことに少し圧倒されつつ、

自分の席へ着いた。最初の10分ぐらいはさっきの晩餐の延長線上の

他愛ない会話を続けていたのだが、ふと一人が黙ると、

なんだか心はソワソワ、膝が少し震えるような感覚が

多かれ少なかれ自分を含めた四人から感じられた。

 

この日を迎えられるよう色々調整したとは言え。

去年の今頃は酷い風邪を引いていたことなんかも思えば、

先々月まで転職活動が難航していたことを思い出せば、

とうとうこの日のこの時間を迎えることのドキドキは隠せるはずもなく。

 

「19時だぞ」「いつも定時に始まらねえだろ」という会話だけがいつも通り響く。

 

客電が落ちる。いつものKelly's Dackが手術室へ向かう患者のシーンを

思い出させながら・・・響くわけではなく。

 

アニバーサリーらしく、1枚の写真から始まった。

古い家の写真と赤ちゃんや子供の写真。母親らしきナレーション。

 

最初は山中さわおの話かな?と思ったが、

あまりに今のままの顔の佐藤シンイチロウの写真に開場は笑いに包まれる。

 

音楽の道へ進むと決めた息子に対する母の気持ち、そういうものが

Peeちゃんも同じくなのだが語られて、最後に「ファンの人」の話になる。

これは三人の母親が揃って最後に語っていたので、スタッフからの一つのテーマとして

お願いしていたのかもしれない。「ファンあってのバンドだから」と

メンバーのお母さんたちから言われて、どうしようもなくこみ上げてしまう。

 

最後の山中さわおもやはり笑いが起こる場面はありつつ、最後に

お母さんが「メンバーは家族みたいなもの」と言うと

 

さわお「そうだよ」と答えた字幕が映る

 

ここで母親ナレーションが終わり。

 

 

「聴こえてくるのはキミの声」

 

 

演奏はなく、ただ暗闇に彼の声が響く。

 

おそらくみんな今夜も「連れてってやるよ!この世の果てまで!」

ワー!!

 

みたいなのを想像してきているはずなので。

正直頭に曲名が出るまで数秒の空白があった。

よくわからない涙も溢れた。

 

紛れもない特別な夜が始まった。

 

いつもドラムだけではFunny Bunnyと悩むのだが

二曲目ならMY FOOTだな、みたいな当て方が出来ます。

 

そこからBlues Drive Monster。

Aメロからのギターがライブだとクリアなのが好き。

 

簡単に挨拶が入りアナザーモーニング。

スケアクロウがこの位置に来る時点でもうセトリの予想はあまり出来なくなってた。

 

バビロン、I know youはファンになったばかりの頃の王道。

バビロンのベース単体になるパートでは有江さんを指差しちゃいます。

 

50になっても「俺はサリバンになりたいんだ!」

 

サリバンのギターソロが化け物じみてカッコよかった。

 

これまた「その未来は今」?と一瞬悩むLAST DINOSAUR。

 

----

 

果てまでが終わってから一度涙腺は収まっていたのだが、

やはりPlease,Mr.lostman・・・多分このライブアレンジのイントロも

ここに来るようなお客さんなら九割はわかってんだろうなと思いつつ

本来のイントロが鳴り響くのを待つこの瞬間。

 

「ねじ曲がった時代なんて関係ない 僕らは出会った」

 

それが全てだろう?

 

今この瞬間、全てだと言い切れるこの瞬間。

遙か遠いステージに手を伸ばした。

 

No surrender、敢えて経緯は書かないが、

武道館の時から色々あって「特別感」が増した曲。

また映像で見たらキレイに揃ったシャウトが聴けるんだろうな。

2番の始まりのドラムとギターソロが好きです。

 

少々意外だったKim deal。

こんな時間と空間を作れるのは僕らにとっては

世界中探してもキミしかいない。

 

「ぼくはかけら」もアニバーサリーでは定番の一つか。

確かに古い曲ではあるものの、初めてリアルタイムに

購入したアルバムがペナルティーライフである自分からすると

割とハマりたての時の曲というイメージがある。

 

何より全パート、歌詞、どれもこれも素晴らしい。

締める時のベースのフレーズなんかも痺れます。

 

1989、武道館の時は演出で泣かされた思い出のある曲だけど、

シンプルな絵でも曲の力で結局泣いちゃうんだな。

 

僕はまた群れながら来ましたよ。

 

ニンゲンドモ。新譜から来るならこれだと思っていた。

1989からだと「色々経ても僕は僕」って感じがしますね。

 

雨上がりに見た幻がハイブリッドレインボウの助走みたいに

なっていた時期があったと思うんですけど、今回は単体でじっくりと。

生きた証と僕らの誇りは今ここにある。

 

ここからサードアイ!やはり次が読めないセトリである。

目が出てきてピカピカ光る映像のことは一旦忘れて、

三人別カメラで抜かれる絵がカッコよかっただろ!

 

「イエーイ!!」からの山中さわおギターソロがやはり格別に好き。

 

そこから今のアレンジのアドバイス

これもPeeちゃんの狂気を感じるソロが好きだなあ。

 

 

そして皆口を揃えて「ここでミスがあって空気が良くなった」というSwanky Street。

見栄を張りたくないので正直に言いますが、僕の耳ではここまでも

「今日、声出てるな~演奏もキレキレだな~」と思っていました。

 

その後の「俺たちやっぱり横浜アリーナでやるようなバンドじゃねえんだよ~」は

確かにいつもの風が吹いていたって感じはありますね。

 

僕も映像化のときもこれは残してほしい派ですね。

やはり製品なので「途中、演奏が中断する箇所がありますが」みたいな

エクスキューズを入れるか、映像特典にするかというところですが。

 

しかも「僕らは間違いながら」ですからね。

 

About A Rock'N' Roll Band。

 

さっきから書いてて思ったけどやっぱり

ピロウズってドキュメンタリーだから歌詞と状況が

いちいちリンクすんだよな!今夜もロックンロールの引力は万能だぜ!

って書いたら俺の感想なんて要らねえんだよな!!!

 

Come on! LITTLE BUSTERS!

 

狭いなら狭いなり、アリーナならアリーナなりの騒ぎ方があるものです。

からのReady Steady Go!で銀テープ登場。叫んでばかりの二曲です。

 

ここで本編終了。皆様おそらく

「あれとあれとあれはアンコールだな」という計算をしつつ

見送ったところもあるでしょう。

 

 

果たしてのアンコール一発目はストレンジカメレオン。

あくまで個人的に、アラバキのが凄くやばかった

(散々色々なコラボ後にオリジナルメンバーに戻って

涼しい空気の中で演奏されたストカメにやられたんですよ)

 

 

そこからのハイブリッドレインボウ。

多分、この流れで演奏されることって凄まじくレアじゃないですかね?

 

最近ライブで聞くと静かに聞き入るようにしているんですが、

今夜は特別な夜なので拳を上げました。

 

ここで今一度ステージを去るメンバー、

多分ここでの発言だったと思う、

 

さわお「俺は音楽業界を信じていない。けど、キミたちは信じたいよ。」

 

そしてThank you, My twilight。

 

最近は本編終了後に曲が流れても手拍子だけ続くようなことが多くなったんですけど、

10年ぐらい前なんかは基本的に全員合唱していましたよね。

 

Thank you,My twilightは武道館での思い出云々より前に

最初にハマったアルバムのタイトル曲なので歌えないわけがないんですね。

 

本当に気持ち良い時間だった。

 

そこからRide on shooting star、Funny Bunny。

ライドンは普通に楽しく揺れてたし、満を持してのFunny Bunnyも

武道館のような圧倒感とか、例の「今夜はキミのため」

MCのあとの多幸感みたいなものではなく、ただいつも通り、

良い演奏をという感じだったかな。

 

会場の歌声が聞こえにくい位置だったからのような気もします。

 

---

 

更にアンコールがあるかはわからなかったし、友達二人含めて

新幹線の時間で会場を後にする人も出始めた頃、最後のアンコール。

 

 

 

最後に。

20歳にも、50歳の人間も支えるシンプルな哲学、

それはロックンロール。

 

これで今回の「About A Rock'N' Roll Band」はおしまい。

 

そして、続いてくれ。

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*1:勿論僕にとっては

一個だけ『王様になれ』について書く

ネタバレするけど改行しないから検索から踏んだ人はごめんね。

手術台へケリーズダックで運ばれていく絵とか、ハイブリッド レインボウに触発される姿とかいちいち好きだけど、
やっぱり…好きな女の子とこじれて、その挙げ句に再開して、
『久しぶりじゃないか!』って言われたい人生だった。

山中さわおは昔ほどライブで『久しぶりじゃないか』って言わなくなってるだけに万感のセリフだった。

UNISON SQUARE GARDEN トリビュートライブ

8/28だけ参戦、弾丸で。

とりあえずTwitterで呟いたことを転載しときます

誰だあいつ見たことあるぞの成田ハネダのピアノが絵の具っぽく始まっでからのハーモナイズド、場違いからのS.S…ギターまで出てきてほぼパスピエ

佐々木はいつものよーにビールと革ジャンで来ていきなり『俺達と
あんた達の明日に捧げます』

シーガルでいきなり場所がワープしてて、次の曲で『俺はそんなに厳しくないからさ』とWindow開いて、『完全無欠のロックンロールの準備はいいか!(うろ覚え)』
バクホンは栄純も来ましたね。コバルトブルーかと思っていたがそんなに単純ではなかった。シャンデリアワルツ、たまには大合唱も悪くはない!

山中さわおはズッタンズッタンドラムが鳴る中現れて、リプライズか無印かどっちかなー?と思ったけど無印ありがとう。5人分ぐらいEscape from the sinkingした。『佐々木亮介にそそのかされてっ!飲んで、おります』既にベロベロだった。

『田淵からミディアムテンポの曲が提案されてなんで?って聞いたら』『さわおさん、速いの苦手かと…』『俺はおじさんだが、おじいさんではないっ!』『中野のビッグエコーで練習したんだ!履歴がユニゾンばっかり(笑』
Cheap Cheap ENDROLL、声が出てないのでなければピロウズより音がデカいからか?


スカパラは…スカパラの曲やったらまぁ、スカパラなんですよ、そりゃベースラインが田淵っぽいとかあるけど、それでも。

ただ、谷中さんと斎ちゃんが並んでる絵は待ち受けにしたいよね。


キャリアで行ったらスカパラがトリでは?という気もしなくもないが、純粋なシンガーって多分今日はLiSA一人だけだもんな。実際Rising Hopeスカパラに負けない盛り上がりをオリジナル曲の中では築いてた。斎ちゃん『息継ぎがてんでないじゃんか、私情入ってましたよね?』

オリオンをなぞるのワントゥ!で本編終われて幸せ


それぞれのアーティストのそれぞれの流儀(佐々木亮介の激しい煽りやフルカラープログラムを歌わせるところ、スカパラの桜のあと大合唱などなど。)が遠慮なく炸裂してて、
LiSAのRising Hopeなんか完全にその時だけ『現場』になってたり。

順番なんか関係なく、全てのゲストがその日の『魅せ場』、極上の音の場だった。

今まで、バンドの周年イベントはピロウズ武道館は永遠の殿堂入りとして、
ねごとの『お口ポカーンフェス』が最強だったけど、
これはこれで…スペシャル過ぎて…見たかった景色を躊躇なくあますことなく見せられたよ。

ナリハネの『絵の具』を意識したピアノソロからの幕開け、
なつき嬢の『ユニゾン大好き!』(ユニゾンパスピエ対バンを前回観たのもここCOASTだった)

佐々木の俺達とあんた達の、明日へ捧げるシーガル、ギターソロは斎藤宏介!
月の歌繋がりか、Windowを開けて1フレーズだけ歌われたHoney moon song。

プシケで大事なユニゾンメンバー紹介。


フルカラープログラムでの合唱煽り、

バクホンのシャンデリア・ワルツでハローグッバイの大合唱、

山中さわおがユニゾンファンに見せたオリジナルのRUNNERS HIGH。

ニゾンピロウズシューゲイザースピーカーへの
リスペクトを捧げたあの演奏。


スカパラの合間合間のユニゾンメンバーの好き邦題のポージング。

1フレーズだけ歌われたモントゥーノ。

桜のあとのこれまた大合唱。

そしてこれ以上ないぐらいベテランが盛り上げた後でも無敵のLiSAが繰り出すオトノバ中間試験。

『息継ぎがてんでないじゃんか!』からの田淵への(面倒くさい曲しか書かないことへの)ブーイング。

そこからいきなりアニソン空間へと引き摺り込むRising Hope

それでいて、最後は紛れもなくユニゾンのライブとして終わったオリオンをなぞる

ずっとクライマックス、ずっと見どころの2時間は

『プログラムContinued』にて、何も心残りなく締まったのでした。

Thank you, rock bands!

ARABAKI二日目の話

アラバキ、数年ぶりに二日とも参加して、色々なライブを見て、

まあまあ楽しい体験をいくつもしたんだけれども。

 

忘れる前にピロウズのことだけは書きたい。

 

このピロウズと愉快な仲間たちのセッションがメインの目当てとして、

今回のアラバキは道連れがいなくてもという覚悟でチケットを取った。

結果、ついてきてくれたバスターズ2名に感謝している。

 

今回、ピロウズに間に合わないという最悪の事態を防ぐために

ポルカドットスティングレイを観ないという選択肢も一応あったのだが、

やはり全力で楽しんでこそフェスという側面はあるので、

最後のエレクトリック・パブリックのアウトロのハルシの素敵なギターを聴きながら

ピロウズへと急いだ。友人たちのポジショニングは完璧で、

セトリの予想などをしながらずっとワクワクドキドキと

ケリーズダックが響く時間を待った。

 

一曲目のアニバーサリーの雰囲気にふさわしいアナモニ、

「覚えているか、ロックンロールを」からのアバロク、

そして「Come on! LITTLE BUSTERS!」一昔前は

フェスではやらない印象が強かったリトバスも、

もはやホームと呼んで過言ではないこの空間では無敵である。

 

ただし、最後は出演者全員でリトバスを期待していたので少しだけ残念でもあった。

 

1.アナザーモーニング 

2.About A Rock’n Roll Band
3.LITTLE BUSTERS the pillows+LITTLE BUSTERS

 

三曲を終えて、最初のゲストとして登場したのは

Base Ball Bear関根史織

 

五年前にベボベピロウズをカバーした際に

大阪での対バンにも参加しているので、縁があることはわかっていた。

 

しかし、幸運にも先日のベボベのツアーのゲスト、名古屋がピロウズであったために

そちらに参加できて、関根史織の口から「わたし・・・あんまり公の場でこういうこと言わないほうなんですけど、ピロウズ・・・めっっっっちゃ好きなんです」

 

からのStalkerだのSleepy headだのを楽しそうに演奏する姿を見せられていたため、

なんというか諸手を挙げて迎えることができたといいますか。

 

本人リクエストのカーニバルも良かったが、

 

 

やはり佐々木が歌い関根がベースを弾く

 


4.カーニバル (with 関根史織(Base Ball Bear)

 

山中さわお『若手でロックンロール、ロックンロールと言い続けている絶滅危惧種です』

a flood of circle佐々木亮介!』

 

佐々木『どうも絶滅危惧種日本代表です』

 

ピロウズは教えてくれました、ロックンロールはどこにだって連れてってくれるって』

 

『連れてってやるぜ、この世の果てまで!』


5.この世の果てまで with 関根史織(Base Ball Bear)・佐々木亮介(a flood of circle)

 

佐々木が出番終わって戻る時にさわおをちょっとくすぐった時に

さわおが『わひゃっ!』さわお『出したことない声出させんじゃねえよ』が

本当に15年ぐらいライブ見てて初めて聞いた声で面白かったです

 

そしてARABAKIのウインドブレーカーで自身のギターと

さわおのギターが共演していることを現れた途端自慢する菅原卓郎!

 

ピロウズ聴いてて、いいなーバンドやりたいなーと思って、

 気づいたらここにいました」

 

サードアイをトリプルギターでやってくれても良かったかなーとは思います。


6.サードアイ with 関根史織(Base Ball Bear)・菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)

 

ここでベーシストは関根史織からUNISON SQUARE GARDEN田淵智也に交代。

山中さわおピロウズを愛してくれてて、悪い影響も受けてるかもしれない(笑

UNISON SQUARE GARDEN田淵智也!」

出てきて早々さわおと握手して、

田淵マイクに向かって『さわおさんと握手するの、俺初めてじゃないっすかー!?』って

元気に話し始める。さわおは「そりゃ改めて握手なんかしないからな」と普通に答える。

 

ただ、ユニゾンファンからすると

「あれ・・・田淵がマイクで喋る姿武道館以来ぐらい聴いてないような・・・?」

 

それも、ステージでの普段の田淵はあくまで「物好きが好むロックバンドの人」

として話すので、こんな無邪気な姿は特典映像なんかじゃなきゃ観られない。

ああ、これは「ただのバスターズ田淵智也」なんだなと。

 

田淵「ロックバンドを続けていれば、こんなご褒美があるんだなと、

  それを教えてくれたバンドがthe pillowsです!」

 

からのバビロン天使の詩。ギターソロ前のあのベースラインがしびれる。

7.バビロン天使の詩 (with 田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)

 

そして、SHISHAMO宮崎朝子がステージに。

家族のガチバスターズの姉も夜行バスでここにいるそうです。

 

さわお「最年少だけど選んだのは一番古い曲。みんな知らないかもしれない笑」

 

「リハで合わせてみたんだけど、すげえ似合ってる。著作権ごとこの曲をあげたい」

 

なんと二期曲のガールフレンド。最高にしっとりしんみり。

ベースはこちらも田淵。


8.ガールフレンド (with 田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)・宮崎朝子) 

 

そして盟友ストレイテナーホリエアツシ

さわおさんと出会った時の曲です」からMY FOOTを演奏してたけど、

少なくとも2004年には対バンしてたじゃないか!などというツッコミはヤボか。

 

当時、さわおストレイテナーにインスパイアされてたので

ホリエボーカルがしっくり来るとのことでしたが、

MY FOOTってこれぞthe pillowsだという曲だと思っていたのでこれは以外。

 

そして、佐野元春さんが控えてるから飲まないと決めてるさわお

ビールの誘惑をかましてから帰っていきました。


9.MY FOOT (with 田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)・ホリエアツシ(ストレイテナー)

ベースは田淵智也からJIROへ交代。

これまたベースがかっこいいターミナル・ヘヴンズ・ロックへ。


10.ターミナルヘヴンズロック (with JIRO(GLAY)) 

ここでTERUが参加して次の曲なわけですが・・・

「みんなでピロウズにおめでとうを言いましょう」!

と素敵にコールアンドレスポンスをするのはいいんですが、

「20周年・・・」いきなり10縮めたり、

「みなさんピロしく・・・よろしくおねがいします」ありえないかみ方をしたりと

噂通りのキャラクター。

そして

 

TERU「さわおさん、これって言っていいんでしたっけ?」

さわお「いや・・・今言っちゃったよね・・・?」

 

伝説だな!

 

スケアクロウ自体はTERUの歌唱力もあり号泣レベル。

ただ、ギターソロ中にPeeちゃんに抱きつき一瞬変な音が出たハプニングも。

 

でも、本当に心が震えた。

これはラブソングに見せかけた友情の歌というのは

バスターズならご存知でしょうが、一緒に来てくれた

友達二人のことも考えて涙が出る。


11.スケアクロウ (with JIRO・TERU(GLAY)

そして、ガチガチに緊張した状態で佐野元春さんをお呼びし、

Funny Bunny。合唱を煽らなかったのは佐野さんへのリスペクト故か、

それどころじゃない緊張だったのか。


12.Funny Bunny (with 佐野元春

 

さわお「佐野さんがもう一曲、アンジェリーナを歌ってくれる!!」


13.アンジェリーナ (with 佐野元春

 

本当に楽しそうで嬉しそうだった最後のステージ。


-そしてもちろんアンコール-


14.ストレンジカメレオン

 

捻くれた私もこの日ばかりはただただ感動してただただ泣いた。

それ以外言うこともない。


15.ハイブリッドレインボウ

「絶対最後はハイブリッドレインボウだろうな」とリトバス

やってしまった後は考えていたわけだが、「わかっているから効かない」

とは限らない。ストレンジカメレオンからハイブリッドレインボウという

王道中の王道セットリストでこの日は大正解なのだから。

 

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とうとうファン歴17年にして夢の向こうまで到達してしまった感が私はありますが、

まずは横浜アリーナを見届けるまで、地に足をつけて追いかけていきたいです。

 

Thank you very much, I like you ARABAKI!