ARABAKI二日目の話

アラバキ、数年ぶりに二日とも参加して、色々なライブを見て、

まあまあ楽しい体験をいくつもしたんだけれども。

 

忘れる前にピロウズのことだけは書きたい。

 

このピロウズと愉快な仲間たちのセッションがメインの目当てとして、

今回のアラバキは道連れがいなくてもという覚悟でチケットを取った。

結果、ついてきてくれたバスターズ2名に感謝している。

 

今回、ピロウズに間に合わないという最悪の事態を防ぐために

ポルカドットスティングレイを観ないという選択肢も一応あったのだが、

やはり全力で楽しんでこそフェスという側面はあるので、

最後のエレクトリック・パブリックのアウトロのハルシの素敵なギターを聴きながら

ピロウズへと急いだ。友人たちのポジショニングは完璧で、

セトリの予想などをしながらずっとワクワクドキドキと

ケリーズダックが響く時間を待った。

 

一曲目のアニバーサリーの雰囲気にふさわしいアナモニ、

「覚えているか、ロックンロールを」からのアバロク、

そして「Come on! LITTLE BUSTERS!」一昔前は

フェスではやらない印象が強かったリトバスも、

もはやホームと呼んで過言ではないこの空間では無敵である。

 

ただし、最後は出演者全員でリトバスを期待していたので少しだけ残念でもあった。

 

1.アナザーモーニング 

2.About A Rock’n Roll Band
3.LITTLE BUSTERS the pillows+LITTLE BUSTERS

 

三曲を終えて、最初のゲストとして登場したのは

Base Ball Bear関根史織

 

五年前にベボベピロウズをカバーした際に

大阪での対バンにも参加しているので、縁があることはわかっていた。

 

しかし、幸運にも先日のベボベのツアーのゲスト、名古屋がピロウズであったために

そちらに参加できて、関根史織の口から「わたし・・・あんまり公の場でこういうこと言わないほうなんですけど、ピロウズ・・・めっっっっちゃ好きなんです」

 

からのStalkerだのSleepy headだのを楽しそうに演奏する姿を見せられていたため、

なんというか諸手を挙げて迎えることができたといいますか。

 

本人リクエストのカーニバルも良かったが、

 

 

やはり佐々木が歌い関根がベースを弾く

 


4.カーニバル (with 関根史織(Base Ball Bear)

 

山中さわお『若手でロックンロール、ロックンロールと言い続けている絶滅危惧種です』

a flood of circle佐々木亮介!』

 

佐々木『どうも絶滅危惧種日本代表です』

 

ピロウズは教えてくれました、ロックンロールはどこにだって連れてってくれるって』

 

『連れてってやるぜ、この世の果てまで!』


5.この世の果てまで with 関根史織(Base Ball Bear)・佐々木亮介(a flood of circle)

 

佐々木が出番終わって戻る時にさわおをちょっとくすぐった時に

さわおが『わひゃっ!』さわお『出したことない声出させんじゃねえよ』が

本当に15年ぐらいライブ見てて初めて聞いた声で面白かったです

 

そしてARABAKIのウインドブレーカーで自身のギターと

さわおのギターが共演していることを現れた途端自慢する菅原卓郎!

 

ピロウズ聴いてて、いいなーバンドやりたいなーと思って、

 気づいたらここにいました」

 

サードアイをトリプルギターでやってくれても良かったかなーとは思います。


6.サードアイ with 関根史織(Base Ball Bear)・菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)

 

ここでベーシストは関根史織からUNISON SQUARE GARDEN田淵智也に交代。

山中さわおピロウズを愛してくれてて、悪い影響も受けてるかもしれない(笑

UNISON SQUARE GARDEN田淵智也!」

出てきて早々さわおと握手して、

田淵マイクに向かって『さわおさんと握手するの、俺初めてじゃないっすかー!?』って

元気に話し始める。さわおは「そりゃ改めて握手なんかしないからな」と普通に答える。

 

ただ、ユニゾンファンからすると

「あれ・・・田淵がマイクで喋る姿武道館以来ぐらい聴いてないような・・・?」

 

それも、ステージでの普段の田淵はあくまで「物好きが好むロックバンドの人」

として話すので、こんな無邪気な姿は特典映像なんかじゃなきゃ観られない。

ああ、これは「ただのバスターズ田淵智也」なんだなと。

 

田淵「ロックバンドを続けていれば、こんなご褒美があるんだなと、

  それを教えてくれたバンドがthe pillowsです!」

 

からのバビロン天使の詩。ギターソロ前のあのベースラインがしびれる。

7.バビロン天使の詩 (with 田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)

 

そして、SHISHAMO宮崎朝子がステージに。

家族のガチバスターズの姉も夜行バスでここにいるそうです。

 

さわお「最年少だけど選んだのは一番古い曲。みんな知らないかもしれない笑」

 

「リハで合わせてみたんだけど、すげえ似合ってる。著作権ごとこの曲をあげたい」

 

なんと二期曲のガールフレンド。最高にしっとりしんみり。

ベースはこちらも田淵。


8.ガールフレンド (with 田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)・宮崎朝子) 

 

そして盟友ストレイテナーホリエアツシ

さわおさんと出会った時の曲です」からMY FOOTを演奏してたけど、

少なくとも2004年には対バンしてたじゃないか!などというツッコミはヤボか。

 

当時、さわおストレイテナーにインスパイアされてたので

ホリエボーカルがしっくり来るとのことでしたが、

MY FOOTってこれぞthe pillowsだという曲だと思っていたのでこれは以外。

 

そして、佐野元春さんが控えてるから飲まないと決めてるさわお

ビールの誘惑をかましてから帰っていきました。


9.MY FOOT (with 田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)・ホリエアツシ(ストレイテナー)

ベースは田淵智也からJIROへ交代。

これまたベースがかっこいいターミナル・ヘヴンズ・ロックへ。


10.ターミナルヘヴンズロック (with JIRO(GLAY)) 

ここでTERUが参加して次の曲なわけですが・・・

「みんなでピロウズにおめでとうを言いましょう」!

と素敵にコールアンドレスポンスをするのはいいんですが、

「20周年・・・」いきなり10縮めたり、

「みなさんピロしく・・・よろしくおねがいします」ありえないかみ方をしたりと

噂通りのキャラクター。

そして

 

TERU「さわおさん、これって言っていいんでしたっけ?」

さわお「いや・・・今言っちゃったよね・・・?」

 

伝説だな!

 

スケアクロウ自体はTERUの歌唱力もあり号泣レベル。

ただ、ギターソロ中にPeeちゃんに抱きつき一瞬変な音が出たハプニングも。

 

でも、本当に心が震えた。

これはラブソングに見せかけた友情の歌というのは

バスターズならご存知でしょうが、一緒に来てくれた

友達二人のことも考えて涙が出る。


11.スケアクロウ (with JIRO・TERU(GLAY)

そして、ガチガチに緊張した状態で佐野元春さんをお呼びし、

Funny Bunny。合唱を煽らなかったのは佐野さんへのリスペクト故か、

それどころじゃない緊張だったのか。


12.Funny Bunny (with 佐野元春

 

さわお「佐野さんがもう一曲、アンジェリーナを歌ってくれる!!」


13.アンジェリーナ (with 佐野元春

 

本当に楽しそうで嬉しそうだった最後のステージ。


-そしてもちろんアンコール-


14.ストレンジカメレオン

 

捻くれた私もこの日ばかりはただただ感動してただただ泣いた。

それ以外言うこともない。


15.ハイブリッドレインボウ

「絶対最後はハイブリッドレインボウだろうな」とリトバス

やってしまった後は考えていたわけだが、「わかっているから効かない」

とは限らない。ストレンジカメレオンからハイブリッドレインボウという

王道中の王道セットリストでこの日は大正解なのだから。

 

---

 

とうとうファン歴17年にして夢の向こうまで到達してしまった感が私はありますが、

まずは横浜アリーナを見届けるまで、地に足をつけて追いかけていきたいです。

 

Thank you very much, I like you ARABAKI!